レンタカーでは出会えないハワイ?

ハワイは、何で巡りますか?
レンタカーは便利だし、ワイキキからノースショアまで半日で行ける。でも、自転車で走ると、同じ道なのにまるで違う島を旅している気分になります。
車なら数秒で通り過ぎる景色も、ペダルを踏む速度なら風の匂いや波の音まで身体に残る。ハワイのスポーツイベントの顔である「ホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)」が40年以上にわたり世界中のサイクリストを惹きつける理由は、160kmを完走することではなく、「自転車だから楽しめるオアフ島の旅」にあるのかもしれません。

コースには、思わず足を止めたくなる場所がいくつもあります。
まずは夜明け直後に現れるダイヤモンドヘッド。朝焼けに染まる海を横目に走る時間は、このイベントだけの珠玉のタイムゾーン。早朝から岬に向かってペダルを漕いだ先に現れるサンライズの瞬間は、車では味わえない日の出との邂逅の時間。

約20km地点のサンディビーチでは、豪快な波音とともに最初のエイドステーションを楽しめます。ハワイ名物のマラサダを頬張り、海を眺めるのも至福の時間。40kmコース選択のライダーはここで折り返しです。エイドステーションのフードも充実しているので、モーニングピクニック気分で海遊びも良いですね。

その先に待つのが、コース屈指の絶景として知られるマカプウ岬。眼下には何色もの青が重なる太平洋が広がり、多くのライダーが何回訪れても自転車を止めてシャッターを切ってしまうポイント。ここからは眼下に海を眺めながらの絶好のスライダーチャンス!

さらに坂を越えると、景色は一変。海岸線から緑深いワイマナロ周辺へ入り、木陰が続く穏やかな道を進みます。地元住民の生活も垣間見られ、ゆっくりとペダルを漕ぐと華やかなホノルルとは対照的な、山のふもとの穏やかなハワイを感じられるのは自転車の旅ならでは。

100マイルの折り返し地点近く、スワンジービーチ周辺では、切り立ったコオラウ山脈と海岸線が並ぶ壮大な風景が広がり、この区間を「オアフ島で最も美しい」と語る参加者も少なくありません。80kmコース選択のライダーはここがゴール地点。エイドステーションのおにぎり(残っていれば!)を味わうのもよし、向かいのセブンイレブンでご当地デリを買うもよし。ゆったりとした波と戯れる地元民と一緒に午前中のサイクリングを振り返る贅沢な時間が過ごせます。

このほか、Global Rideは初参加ライダーの旅日記80kmだからこそ味わえる景色写真家・下城英悟が切り取ったハワイ、さらにイベント前後に楽しみたいノースショアライドなど、それぞれ違う視点でハワイを描いています。ぜひ本記事とあわせてごらんください。

レンタカーなら早く着ける。でも、自転車だから出会える景色がある。
次のハワイ旅行を計画しているなら、あなたのアクテビティに自転車で巡るハワイを加えてみませんか?
きっと帰国したあとに思い出すのは、走った距離よりも、ペダルを漕ぎながら間近で感じた風の匂いや海の色だったりするはずです。

Text_Global Ride Editorial Team
Photos_Eigo Shimojo