FEATURE

FEATURE EVENT
「気持ちいい」という言葉しか出てこなかった。
ロード初心者、初めてのハワイ、初めての160キロ
-ホノルルセンチュリーライド体験記-

編集者Mの友人、デザイナーY 「率直に言うと、めっちゃ気持ちよかったです」 ホノルルセンチュリーライドを走り始めたとき、そして走り終わったときも、私の口から出たのはその一言でした。疲れも、達成感も、悔しさも、全部がその言葉の中に溶け込んでいる感じがして、それ以上うまく説明できなかった。 グラフィックデザイナーとして仕事をしている私が、なぜハワイで160キロの自転車レースに参加することになったのか。今回はその話をしようと思います。初めてのハワイ、初めてのアメリカ、そして初めてのロングライド。普段は子どもの送り迎え以外自転車に乗っていない僕の、何もかもが「初めて」だらけの数日間を、できる限り正直に振り返ってみます。 「初めてのアメリカ」がハワイだった まず正直に言っておくと、今回はハワイどころか、アメリカ自体が人生初でした。ESTA(米国への電子渡航認証)を取得するところから始まった旅です。 ワイキキに降り立ったとき、最初に感じたのは「歩きやすい」ということでした。観光地だから人は多いのですが、道が広いし、空も広い。東京に住んでいると、人が多い場所というのはどこか窮屈な感じがするものですが、ワイキキにはそれがありませんでした。抜け感があって、シンプルに過ごしやすいんです。 みんなの服装も含めて、イメージしていたハワイ通りの開放的な空気がありました。かっこいいというより、とにかく気持ちいい。暖かいから薄着で、それがまた周囲の景色に溶け込んでいて、なんだか全部が自然でありのままでいられる場所だなと思いました。 交通事情も印象的でした。運転手と目が合うと必ず止まってくれて、「行っていいよ […]

#HCR
FEATURE EVENT
編集Mの、逆風ライド
〜ホノルルセンチュリーライド2026走行記〜

ホノルルセンチュリーライド2026が終了しました。日本のぐずぐずした夏の天気から一転、ハワイってこんなに…!とご報告したかったところですが、本年はハリケーン「ノロ」の接近に伴い、大会中止を想像させるほどの強風(当日スタート時は平均18m/sというデータ)。 めげるとめげないの間を漕ぎながら、地球と自己鍛錬について思いを馳せたライドとなりましたが、2度目参加は120kmを走りきり、ファンライド走行記録更新。今年もハワイとホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)にマハロ🫶 強風や練習不足も含めてあらゆる言い訳を「これもハワイでこれも自分」に置き換えて完走した120km(ゆっくり走りすぎてほぼポタリング記)を、海外でのんびり走ってみたいサイクリストへお届けします。ファンライドの醍醐味は、自分のペースで楽しむ、ですから! 逆風の登り坂、撮影とおしゃべりでだいぶ時間を使う。次の名所、HCR最大の見どころとも言われるポイント・ハナウマベイへ。ハイウェイから山や住宅街を眺め、東へ向かう道の右側は常に海。 爆走する親子について行くと…ここがハナウマ・ベイ! おもわず感嘆の声が漏れるポイント。通り過ぎるライダーはだいたい叫んでいるか、息を飲んでいるか。 ハナウマベイで三十分ほど過ごし、折り返しても良いくらいの満足感に浸りながらペダルを漕ぎ進めた。 スタートから20km(12.5mile)、撮影と逆風で前回の1.5倍ほどの時間を使い、8時前に第一エイドステーションがある「サンディ・ビーチ・パーク(Sandy Beach Park)」へ到着。ここから折り返しのバスがあることを発見!超ビギナーにはお […]

#HCR #Mayumi Kamura
FEATURE TRIP&TRAVEL EVENT
レンタカーでは出会えないハワイ?

ハワイは、何で巡りますか?レンタカーは便利だし、ワイキキからノースショアまで半日で行ける。でも、自転車で走ると、同じ道なのにまるで違う島を旅している気分になります。車なら数秒で通り過ぎる景色も、ペダルを踏む速度なら風の匂いや波の音まで身体に残る。ハワイのスポーツイベントの顔である「ホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)」が40年以上にわたり世界中のサイクリストを惹きつける理由は、160kmを完走することではなく、「自転車だから楽しめるオアフ島の旅」にあるのかもしれません。 コースには、思わず足を止めたくなる場所がいくつもあります。まずは夜明け直後に現れるダイヤモンドヘッド。朝焼けに染まる海を横目に走る時間は、このイベントだけの珠玉のタイムゾーン。早朝から岬に向かってペダルを漕いだ先に現れるサンライズの瞬間は、車では味わえない日の出との邂逅の時間。 約20km地点のサンディビーチでは、豪快な波音とともに最初のエイドステーションを楽しめます。ハワイ名物のマラサダを頬張り、海を眺めるのも至福の時間。40kmコース選択のライダーはここで折り返しです。エイドステーションのフードも充実しているので、モーニングピクニック気分で海遊びも良いですね。 その先に待つのが、コース屈指の絶景として知られるマカプウ岬。眼下には何色もの青が重なる太平洋が広がり、多くのライダーが何回訪れても自転車を止めてシャッターを切ってしまうポイント。ここからは眼下に海を眺めながらの絶好のスライダーチャンス! さらに坂を越えると、景色は一変。海岸線から緑深いワイマナロ周辺へ入り、木陰が続く穏やかな道を進みます。地元住 […]

#Hawaii #Honolulu
FEATURE EVENT
Tour de Brisbane 2026
ファンライドとレースが共存するサイクリングカルチャーを浴びて

オーストラリアの東側に広がるクイーンズランド州のブリスベンで開催される「Tour de Brisbane 2026」は単なる市民参加型ライドの枠を軽く超えてくる。都市を丸ごと使い、スピードとカルチャーを同時に走らせる──そんなスケールのイベントだ。 2026年大会は4月12日に開催され、拠点となるCity Botanic Gardensには早朝から多くのサイクリストが集結した。大会関係者によると参加国は19カ国&地域、参加者は約7,000人規模。オーストラリア国内でもトップクラスの動員を誇る都市型グランフォンドである。 このイベントを語るうえで外せないのが、「UCI Gran Fondo World Series」の公式予選を兼ねている点だ。110kmカテゴリーは明確にレースとして設計され、年代別上位25%に入れば世界選手権への出場権を獲得できる。市民イベントの空気感の中に、確かな競技の緊張感が流れている(出典:公式サイト)。 大会前日に出会ったのは「京都北部丹後ブルードラゴン」チーム。競技後にお会いしたら、なんとチーム内から3名が世界選手権への出場権を獲得されていた!おめでとうございます! 一方で、間口の広さもこのイベントの魅力だ。コースは110kmに加え、80km、50kmと距離別に設定され、「Big Family Ride」と呼ばれる非競技のファミリーライドも用意されている。80kmや50kmは仲間と走ることを前提とした設計で、e-bikeやタンデムも許可される。速さを競う人も、景色を楽しむ人も、同じ街を同じ日に走る──このレイヤーの重なりが実に心地いい。 編集チームから […]

#Australia
FEATURE TRIP&TRAVEL
オアフ島を旅する
オンライドでもオフライドでも楽しめる日帰りトリップへ!

開花宣言があちらこちらから聞こえ始めました。春の行楽の次はそろそろ夏の計画を…と思いつつ、海外旅行は慎重になりたい方も多いのではないでしょうか。改めて、旅やスポーツは平和な世界で楽しめることを、桜を眺めながら感じる今日この頃です。 今年のホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)は9月のシルバーウィーク(9/19土〜23水)後の木金を挟んだ週末(9/27日)に開催されます。長い休暇が取れたらラッキー!編集部のおすすめは、ホノルルから気軽に足を伸ばせローカルなハワイが満喫できる「ノースショア」エリア。第一弾に続き、常連ライダーさん&編集部のノースショアトリップをお届けします。 *Global Ride編集部では2026年3月に発生したハレイワの被災に心を寄せつつ、一日も早い復興と美しい島の日常が戻ることを願っています。 目次 1 たった$2.5の公共バスでのんびり観光トリップ🌈 Text&Photo by Naohiko MatsumotoHCR常連ライダーのMatsumotoさんが友人と共に出かける、たった$2.5の公共バスのぶらり日帰り旅。シニアHOLOカードと翻訳ソフトを使いこなしたらこんなにスムーズな旅が。2 灼ける!なだらかな海岸沿いライドとローカルショップ巡り🌺 Text& Photo by Eigo Shimojoローカルムード満載なカフェや雑貨屋が軒を並べ、少し離れると走りやすさ満点の道が伸びるノースショアへは自転車を積載した車で。雄大な波を横目に海岸沿いの930号をライドする。 1 たった$2.5の公共バスでのんびり観光トリップ🌈 〜ホノルル滞在 […]

#Hawaii #Honolulu
FEATURE NEWS TRIP&TRAVEL CULTURE
海と山がつながる、愛媛のサイクリングガイドブック

「しまなみ海道」から愛媛県内全域へ広がるライドコースを紹介するガイドブックをお届けします。 「Ehimeはとても近い距離に海と山が詰まっている!」「アルプ・デュエズの標高よりも高い、世界レベルのサイクリングロードだ」とはオーストラリアから来日し、愛媛県主催のファムツアー(プレスツアー)に参加したサイクリストからの感想。 「サイクリングと言えばしまなみ海道」が思い浮かぶ愛媛県ですが、ゆめしま海道も加えた瀬戸内海周辺のルートのみならず、四国各県境に広がる山岳ルートやそこに至るまでの道のりも、実は海外サイクリストからの評判も高いスペシャルな環境でした。 2025年の秋、愛媛県主催のサイクリングファムツアーを元に作成した本ガイドブックは、自転車大国であるオーストラリアの各都市から参加したサイクリストたちのコメントや臨場感ある走行写真も掲載されています。「しまなみ海道」から始まり、1日1本のライド、計6本のルートは小さな入江や島々を巡る海岸道から深い山間をくぐりぬける山道まで多彩さを見せ、参加したサイクリストたちからは感嘆の声があがっていました。 国内外のサイクリストの皆さんにもぜひ愛媛の土壌や固有の歴史、お遍路文化などが垣間見える素晴らしい愛媛のサイクリングルートを堪能いただけるよう、巻末にはツアーガイドの問い合わせ先も掲載されています。ゆっくり時間をかけ自転車のみで移動するもよし、サポートカーの手配も選択肢のひとつです。大阪、広島、大分からの船輪行情報も便利なガイドブックを、ぜひご参考にされてください。 *ガイドブックのサイクリングルートはHidden Japan Travel社の協 […]

#Ehime #Guidebook
FEATURE TRIP&TRAVEL
下町自転車散歩 05
春を味わう本の街 ~神田~

今回は筆者の出身地でもあり、下町を語るのには外せない神田地域を自転車で散策。神田は現在行政区ではなく、皇居のある千代田区の北東部の呼称。ほとんどの町名の頭に「神田」の文字が入っているのが特徴です(話すときは「神田」を省くのが一般的ですが)。春の訪れを感じる風にふかれながら、世界一の本の街とよばれる神保町をぶらぶらしたり、小川町の老舗和菓子店にお話を伺ったり、美術館や神社をめぐったりと、まったりしました。 Text_Shitamachi Kombu 目次 ビジネス街のうるおい、三菱一号館美術館世界一の本の街、神保町御菓子処さゝまにインタビュー梅の季節に神社と聖廟をひと巡り ビジネス街のうるおい、三菱一号館美術館 と、いいつつも始まりは丸の内エリアから。神田のお隣の地域なので、これはもう神田といってもいいでしょう。江戸っ子は細かいことは気にしないものです。 日比谷駅から地上に上がると、交差点にレンガ造りの瀟洒な建物が。明治時代のお抱え外国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計によるこの建物は、当初商社の三菱のオフィスとして利用されました。2010年の改装時に、丸の内エリアに必要な施設を熟慮検討の上、ビジネス街にもうるおいをということで、当時のデザインを可能な限り忠実に再現しながら三菱一号館美術館として生まれ変わることに。明治時代の薫香が感じられる建物に飾られた絵や美術作品は、個人的に三割増しくらい魅力的です。今回開催されていたのは、明治~大正時代に日本美術の1ジャンルとなった新版画の展示会。ユニークな試みとして、当館はポッドキャストの配信も開始。学芸員のトークを予習して観覧できるのも […]

#Tokyo #E-BIKE
FEATURE TRIP&TRAVEL
サーフィンの聖地へバスで日帰りライド。

今年も世界最高?のライドイベント、ハワイの楽園を走るホノルルセンチュリーライドの募集が始まりました。日本から参加を重ねるライダーも多いホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)は今年で43回目の開催を迎えます。3度目の参加と、常連ライダーとなったGlobal Rideの河瀬大作コミュニケーションディレクターは、イベントの前後にどんなハワイを満喫しているのでしょうか? その答えは、「ノースショア」にありました! 日帰りでの往復ができ、ホノルルとは違ったローカルな雰囲気が漂う人気スポット。2回連載で、常連ライダーのノースショアトリップをお届けします。 Text & Photos by Daisaku Kawase ワイキキというのは観光客にとって実によくできた街です。南国リゾートの究極の完成形ともいえます。ただそれだけに、すべてがソフィスティケートされていて、いわゆる”ハワイらしさ”というかローカルならではのゴツゴツ感はあまりありません。 でも、もっとローカル感を感じたいという人、いますよね。 そんなあなたにおすすめなのが、ノースショアです。 えーでも、行くのが大変そうっていう声が聞こえてきます。レンタカー借りるのは大変そうだし、タクシーだと高そうだしって、尻込みしちゃうかもしれません。そんなあなたに朗報です。ノースショアへはバスで輪行がサクッとできるのです。ワイキキからは、THE BUSで2時間。HOLOカードを買う必要がありますが、ワイキキの至る所にあるABCストアでゲットできます。1日券が7.5ドルです。しかもTHE BUSは自転車をそのままのっけても大丈夫です。 ノ […]

#Hawaii #Brompton
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