2分で分かる!「バイクニューヨーク」

こんにちは。HONOLULU CENTURY RIDE 2023に続き、第二回目の「INFOGRAPHIC GUIDE*」をお届けします。
*INFOGRAPHIC_視覚的にわかりやすいイラストやグラフなどを用いて情報を伝える手段

今回は今年の5/5(日)に開催予定の、通称「BIKE NEW YORK」について。
このイベントはアメリカ・ニューヨーク市で開催される北半球最大のサイクリングイベントです。5つの区(BORO)を巡ることから大会の正式名称は「TD FIVE BORO BIKE TOUR」と名付けられ(TDはメインスポンサーであるTD Bankの頭文字)、全米のライダーが待ち焦がれる大イベントです。

初開催は1977年。当時は自転車の教育プログラムから端を発したイベントで、参加者は高校生と自転車クラブの会員による約200名でした。5つの区を巡り、距離は50マイルほど。それが翌年のニューヨーク市市長の交代に伴い自転車乗車が促進された影響で、走行距離は家族連れでも走りやすい40マイル(約64km/現在の距離)に制定されたそうです。「FIVE BORO BIKE TOUR」という大会名もこの年から制定されました。

2024年は第46回目の大会となります。
現在の主催はニューヨーク市でサイクリングを推進する非営利団体「Bike New York」。コースの一般道や高速道路、橋をカーフリー(自動車通行止め)にするため、初心者や親子でも気軽に参加することができます。
コースを見てみましょう。

出発はマンハッタンのダウンタウン、バッテリーパーク。6番街(Avenue of the Americas)からセントラルパークを通って北上し、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリンをめぐり、最後にスタテンアイランドでゴールします。隠れた特徴は、5つの区を巡るために、5つの橋を渡ること!アップダウンはさほどなく、区ごとに雰囲気が異なるザ・ニューヨークな景観を楽しめます。摩天楼やブルックリンブリッジを眺めながら、新緑のニューヨークを自分のペースで気軽に楽しみながら走ることができます。

レンタル可能な自転車の種類も豊富。楽しみながら走るにはぴったりのラインナップです。もちろん、持ち込むライダーも多く、ニューヨークらしいスタイリッシュなライドスタイルも見かけます。デザインに注目した参加も面白いですね。

Text_ Mayumi Kamura
Infographic_ Jun Otake

EVENT
FIVE BORO BIKE TOUR 2024
PHOTO ALBUM
Bike New York 🇺🇸

日本のGW真っ只中。今年もニューヨークの街中を駆け巡る「FIVE BORO BIKE TOUR 2024」(通称:Bike New York)が開催されました。晴天に恵まれた2023年度とはうってかわって、気温は10℃前後、早朝マンハッタンの最南端バッテーリーパーク付近のバイクレンタルエリアは海風が強く体感温度はもっと低かったように感じました。それでも午前7時30分、スタート地点に並んだ3万人のライダーの熱気が寒さを吹き飛ばしました。 BIKE NEW YORK 20245 May 2023/64km 目次 1. パケットピックアップ2. スタート地点3. ニューヨーク5つの島を巡るファンライド4. ゴール、そしてマンハッタンへ 1. パケットピックアップ 2. スタート地点 3. ニューヨーク5つの島を巡るファンライド 4. ゴール、そしてマンハッタンへ

#Photo Album
EVENT
TVプロデューサー河瀬大作 Bike New York参戦記!
恋するニューヨーク vol.6
それは人生最高のライドだった。

誰しも憧れの場所があるだろう。 僕にとってそれはずっとニューヨークだった。アンディ・ウォーホルやルー・リードが暮らし、ジョン・レノンが凶弾に倒れ、ブレイクダンスが生まれ、数えきれない映画の舞台になった街だ。 その街で開かれるロングライドのイベントがある。FIVE BORO BIKE TOUR。通称、バイクニューヨークと呼ばれる。 マンハッタンからブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、そしてスタテンアイランドまでの64kmのコース。交通規制により車を締め出して行われる。チケットは発売と同時に瞬殺。参加者は3万人をこえるという北半球最大のライドイベントだ。憧れの街を自分の自転車で走りぬけるなんて、考えただけでもワクワクする。 2024年5月5日の本番当日。朝5時過ぎにホテルを出発。心配された雨は、降らなかったが、かなり寒い。長袖ジャージにジレ、ウインドブレイカーを羽織っていても、冷たい空気が刺すように入り込んでくる。会場に着くと、映画でよく見る蒸気がもうもうと立ち上っている。そうそう、これこれ。こうでなくっちゃ。ここはニューヨーク。その寒さすら僕の心を踊らせるのだ。 会場には、すでに多くのライダーが集まっていた。 スタートラインの近くには、VIPエリアが設置されていた。ソーセージなどのホットミールからフルーツ、そしてグラノーラまで、食べ物が豊富に用意されている。かなりの豪華さだ。ゲストライダーである僕もVIPに混じって、ベーグルとフルーツをいただいく。 朝食を終えて、スタート地点に向かうと、夥しい数のライダーが集まっている。通りのずーっと奥までヘルメットで埋め尽くされていて、胸が熱 […]

#Brompton