琵琶湖で楽しむ夏
〜琵琶湖一周&京都サイクリング/4日間〜

琵琶湖は、日本最大の湖。その雄大な湖をぐるりと巡るサイクリングは、近年とても人気のアクティビティです。
京都からもアクセス抜群で、Eバイクなら湖の西端までわずか15km、約1時間ほどで到着。気軽に旅が始められます。
京都から運河沿いをたどって琵琶湖を目指すルート、湖の歴史ある中心地・近江八幡まで足を延ばして戻ってくるショートトリップ、さらには3日かけて約200kmの湖一周ライドもおすすめ。
旅のスタイルに合わせて、自由自在に楽しめるのが琵琶湖サイクリングの魅力です。

地元サイクリストの視点から、いくつかのモデルコースをご紹介します。

日数:3〜4日間
距離:220km
獲得標高:970m

行程

このルートは京都を出発し、琵琶湖疏水沿いの道を通って琵琶湖サイクリングロードへ。和邇(わに)まで進んだ後、比叡山を越えて、鴨川サイクリングロードを通って大原へと戻るルートです。全体的に平坦なコースとなっています。
この記事では、ルート上の見どころをいくつかピックアップしてご紹介します。
※本特集は「京都海道」とのコラボレーションでお届けしています。

1日目
琵琶湖大橋とモニュメント

旅は京都から始まり、琵琶湖のある大津へ向かいます。大津から約20km進むと、全長1.4kmの大きな橋に到着。
近くには琵琶湖の記念碑があり、多くの人が写真を撮っています。湖の対岸には建物が並び、都会的な景色が広がりますが、
道はずっと平坦なので、少し退屈に感じるかもしれません。

1日目
近江八幡

初日のメインスポットです。
近江八幡は中世に琵琶湖経済圏の中心地であり、トヨタや伊藤忠といった現代日本企業の拠点となった街です。
街は堀に囲まれており、船で物資を運ぶことができました。
現在でも多くの古い商家や飲食店が残っており、とても魅力的なエリアです。
また、安くて質の良いホテルも多くあります。

近江八幡のグルメ

近江八幡は近江牛と赤こんにゃくで有名です。
こんにゃくはジャガイモから作られるゼリー状の食品で、日本ではスープや煮物として食べられます。
赤い色をしていますが辛くはありません。さまざまなだしに浸されていて、とても深い味わいがあります。
近江八幡は日本の物流の拠点だったため、全国各地の食材を組み合わせた独自の料理が多くあります

2日目
彦根城

近江八幡を出発すると、平坦なサイクリングロードを24km走って彦根城に到着します。
彦根は大きな街なので迷うこともあるかもしれません。城の案内標識に注意してください。

2日目
長浜

彦根で休憩をとった後、約1時間のライドで長浜に到着します。
長浜はかつて鍛冶町として栄えた町で、古い町並みにガラス工芸やその他の工芸品が融合した、レトロな20世紀の雰囲気が漂うとても興味深い場所です。

主にサイクリングを目的とするなら、ここは通り過ぎて今津へ向かうこともできます。

湖上クルーズで行く竹生島

竹生島は琵琶湖に浮かぶ神聖な場所で、小さな集落とお寺があります。
長浜をはじめ琵琶湖の各港から遊覧船が出ています。
長浜港からの往復の船旅は片道約30分で、島での1時間半の滞在を含め約3時間の行程で、料金は一人3,500円です。

長浜のグルメ

長浜では、琵琶湖や日本海北部の海産物が人気です。
特に、千年以上の歴史を持つ古代寿司の「鮒寿司」はとても興味深い料理です。
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、長浜は中規模の都市なので、美味しいお店がたくさんあり安心です。

1,000-Year-Old Sushi in Nagahama

3日目

今津

今津は小さな古い港町で、現在ではキャンプやボートなどのレジャーが楽しめるエリアとなっています。
この地域にはホテルの選択肢があまり多くないため、今津または隣接する高島に宿泊することをおすすめします。

また、竹生島への遊覧船も今津から出ているので、長浜のD2でクラフト体験を楽しんだ後、今津からクルーズツアーに参加することもできます。

4日目

白髭神社

今津から南へ約20kmのところに、琵琶湖のパンフレットによく登場する浮かぶ鳥居があります。
小さくて美しい神社ですが、鳥居の前の道路は狭く交通量も多いため、写真を撮る際は周囲の迷惑にならないようご注意ください。

4日目

和邇川沿いを登る

白鬚神社から大津へ戻る一般的なルートは琵琶湖沿いですが、ここでは京都へ最も早く戻るルートをご紹介します。
小さな川、和邇川に沿って西へ進みます。

4日目
大原

大原は、京都と日本海を結ぶ宿場町として発展した村です。
歴史的な家屋や豊かな農産物、お土産屋などがあります。
多くのサイクリストは、京都に戻る前にここで休憩を取ります。

◆ 紹介している京都コースはこちら
・琵琶湖一周&京都サイクリング/4日間
・奈良・和束・宇治 茶畑eバイクツアー/1日(車サポート付き)

FEATURE TRIP&TRAVEL
日本最高峰の神社、伊勢神宮。
神々の山を巡る。

日本には数多くの神社仏閣があります。その中でも三重県にある伊勢神宮はとても大切な存在です。今回は歴史と文化に深い結びつきのある伊勢神宮をめぐる約20キロのルートをご紹介します。スタートは国際空港であるセントレア(中部国際空港)。船で三重県に渡り、伊勢神宮を経由してゴールの鳥羽駅へと至ります。 伊勢は神々の国とも言われます。途中、いくつもの鳥居に出合うでしょう。鳥居は神仏と人間の世界との結界を示すもの。鳥居をくぐる際は一歩手前で立ち止まり、一礼して参拝しましょう。それでは日本の文化を堪能する伊勢神宮ライドへ出発です。*神社の境内は自転車を降りての参拝がマナーです 目次  1. セントレアから港まで 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 3. 自転車旅の始まりは津駅 4.やっぱり名物の伊勢うどんを! 5.伊勢神宮外宮へ参拝 6. 伊勢神宮内宮で神秘に触れる 7. 伊勢の門前町で遊ぶ 8. 300年の歴史を戴きます 9.ゴールの鳥羽駅へ 1. セントレアから港まで 旅のはじまりは愛知県のセントレア空港。荷をほどきたいのはぐっと我慢し、このまま陸路ではなく高速船を使って三重県の津市の港、「津なぎさまち」を目指しましょう。ところで「津」は「船着き場」という意味なのだとか。津が着く地域を思い浮かべると水辺が多いですね。さて、セントレアと津を結ぶのは片道45分の「津エアポートライン」。荷物をピックアップしたら公共の交通機関の乗り場があるアクセスプラザに向かいましょう。そこから「高速船のりば」の表示に沿って進んでいけば10分ほどで到着します。 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 「津エアポートライン […]

#Naiku #Ride
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なぜ自転車で宗谷岬へ?
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そろそろ1月も終わりそうな今日この頃、年末年始の話を蒸し返すのもなんですが…みなさんはどのような年越しをされていましたか?大掃除をしながら新年を迎える準備をしている人。ライド納めをされて一息つかれた方。年末だって人の数だけ過ごし方が溢れています。そんな時、日本最北の地、北海道の宗谷岬では。日本全国から車、バイク、自転車、徒歩の旅人が集まり、寒さに耐え忍び身を寄せながら年越しを今かと待ち望んでいました。凍えそう… 今回はそんな日本最北の地で過ごす少し変わった年越しの様子について、自転車での参加者にスポットを当てご紹介します。レポートはGlobal Rideの輪行や四国一周の記事でもお馴染みの温玉ねぎとろ氏。もちろん、温玉さんも極寒ライドで参加された年越し宗谷岬です。 温玉ねぎとろ@negitrobicycle 目次 1. 年越し宗谷岬とは2. クレイジーな参加者たち No.1 ほこからさん from 宮崎県 No.2 ふじさん from 埼玉県 No.3 いぶきさん from 群馬県3. 年が明けて朝が来る 1. 年越し宗谷岬とは 年越し宗谷岬とはその名の通り、年越しを日本最北の地、宗谷岬で行うことです。1月1日・元旦に稚内市が宗谷岬で「初日の出 in てっぺん」と名打ったイベントを開催しており、日本全国から初日の出参拝を目的とした旅人たちが集結します。年末年始の宗谷岬は風雪も強く、気温も-10℃前後まで落ち込むため、しっかりとした事前準備と知識が必要な過酷なイベントとなっています。 参加者の割合としてはバイクでの参加者が最も多く、次に車、そして自転車、徒歩と続きます。バイクや自 […]

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TRIP&TRAVEL
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こんにちは。北海道北見市出身のライダー・ノリコです。今回は初夏の美味含めたオホーツクの魅力たっぷりなライドコースをご紹介します。 北見市は北海道の東部に位置する人口11万人の中核都市です。 農業、林業、漁業、温泉を併せ持つ「住めば都」間違いなしの地域。 道民以外の方には流氷、カーリングが有名かもしれません。

#Okhotsk