マキビシにご注意!忍者の里へショートサイクリング

こんにちは、温玉ねぎとろです。
今回は忍者で有名な三重県・伊賀市にある「忍びの町」のショートサイクリングトリップのご紹介です。

関西の有名な歴史スポットは?と問われれば、古都奈良や京都などが挙げられることでしょう。「忍びの町」はこれらの古都や、大阪など関西の主要都市から伊勢神宮を有する三重県を結ぶ道中にあります。まさに、忍んでますね。

目次

1. 忍者もひた走った伊賀街道へ
2. 忍びといえば城。白鳳城を愛でる
3. That’s 忍者屋敷
4. 旅はだんごと湯

1. 忍者もひた走った伊賀街道へ

正式名称は「上野市駅」ですが看板はこれ。ひさしの上には早速忍者もいます
忍びの町・三重県伊賀市の中心駅、上野市駅(忍者市駅)までは関西国際空港から電車で約2時間30分。大阪の主要ターミナル、難波駅から電車で約1時間30分。伊勢神宮(内宮)の最寄り駅五十鈴川駅からは約1時間30分ほど。ちょうど真ん中に位置しています。

ご想像の通り、伊賀市では現代でも忍者や歴史を堪能するスポットが町中に点在しています。城下町であったことから中心地は碁盤の目のようになっており、高低差もさほどないので、自転車があるとスムーズに回れます。周辺地域と町中を走るサイクリングルートも整備されており、駅前のレンタサイクル店も観光客にとっては嬉しいサービス。ロードバイクももちろんあります。

詳細はこちらをどうぞ。
https://igaichi.com/

今回は伊賀市の中心を回る13.8kmの「伊賀ちょい」コースを走ることに。スタートは忍者市駅からです。

全長48kmの伊賀街道の一部を走る

「伊賀ちょい」コースでは7世紀頃から成立したと言われる伊勢国(いせのくに)へ向かう道として栄えた伊賀街道の起点を走ります。

伊賀街道が栄えたのは江戸時代初期。忍者を「忍び衆」として雇用した藤堂高虎(とうどうたかとら)が伊勢・伊賀の大名として活躍した際に両国をつなぐ街道として賑わいました。街道を通じてお伊勢参りをする人や、伊勢の海産物、伊賀の綿などを運ぶ交易の道として利用されてきた歴史があります。

脚に自信のある人であれば、伊賀街道を通って津・伊勢方面まで走ってみるのも、江戸時代の人々の生活を体験でき、面白いかもしれませんね。

寺町通りでは7つのお寺が一つの通りを囲うように位置しており、圧巻

「伊賀ちょい」コースでは伊賀街道から少しそれた場所にある白壁に囲まれた寺町通りを走ります。
四方八方、見渡す限りお寺!
京都に住んでいた私からしても、ここまで密集している地域もなかなか珍しいのでは?と思います。自転車を押し歩きしながら写真を撮っても映えるエリアです。

2. 忍びといえば城。白鳳城を愛でる

伊賀上野城の別名は「白鳳城」。国の史跡名勝に指定されている

伊賀といえば伊賀上野城と伊賀流忍者博物館は必見です。
お城と博物館は隣り合っているので、自転車を停めてゆっくりと歩いて見て回ることができます。 まずはお城から。

築城の名手でもある藤堂高虎が作り上げた城郭をベースに作られた城

現在の城は戦国〜江戸時代の建築ではなく1930年代に復興をしたものですが、白い天守閣は白凰城(はくほうじょう)と呼ばれるにふさわしい堂々たる佇まいです。ぜひ、ご自身の目と脚で体感をしてください。

3. That’s 忍者屋敷

突然現れる忍者の書き割り

ここからはいよいよ「忍者」に注目をしてみましょう。

町中では目を凝らすと忍者が隠れていることも(凝らさなくても出てくるかも)。
サイクリングしながら、忍者の世界に迷い込んだよう。
忍びの乱に巻き込まれないように注意をしながらサイクリングを楽しみます。

伊賀流忍者博物館へ到着。忍者のからくりや生活の工夫、実際に使われた武器や器具の見学をすることができます。

女性の忍者である「くノ一」、すずさんによる解説を伺う

生活の跡が感じられる忍者屋敷を忍者による解説で体験できます。隠し扉に隠し武器、隠密用の通路など、さまざまな仕掛けを見学でき、時間があっという間に過ぎてしまいました。時間が合えば忍者ショーも見ることができます! 伊賀流忍者博物館は忍者屋敷、博物館、忍者ショーとコンテンツがてんこ盛りなため、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

伊賀流忍者博物館
https://www.iganinja.jp/

4. 旅はだんごと湯

350年以上続くという超老舗の餅屋さん

コースの途中には昔からの和菓子屋さんもたくさんあります。
今回は店頭のショーケースに惹かれて、かぎや餅店さんに決定。
せっかくなのでみたらし団子をいただきました。
おじいちゃんが手作りでお餅を作っており、注文をするとその場ですぐに焼いてくれました。

かぎや餅店(伊賀ポータルサイトより)
https://www.igaportal.co.jp/store/18693

とろっとしたお餅にこんがり焼けたタレが絡んでとっても濃厚!思わず5本も注文
1929年に建てられた銭湯。建築は国の有形文化財にも指定されている。

もし、時間に余裕があり、伊賀で宿泊をする場合は「一乃湯」もおすすめです。伊賀上野の町中に一件だけ残るネオンがまぶしい銭湯です。建物もさることながら雰囲気も抜群。
シャンプーやリンス・タオルなどを忘れてしまっても購入することが可能です。

一乃湯
https://yutonamisha.com/sento/ichinoyu/

いかがでしたでしょうか。今回は「伊賀ちょい」コースを走ってみましたが、伊賀の町から少し離れるとのどかな農村の風景も広がります。大阪・京都から伊勢を移動される場合は少し寄り道をしてみたら日本の隠れた里の魅力が味わえる古都でしょう。


Text_Negitoro Onatama

参考文献
https://igaichi.com/
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/kaidou/walking/pdf/iga_all.pdf



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Profile

温玉ねぎとろ
大阪府堺市出身。会社員・ライター・ブログ「自転車旅行研究会」管理人。幼少期から自転車に旅の荷物を載せたキャンプツーリングを行っており、国内のほとんどの都道府県を走破。また、大学在学中は自転車サークルに所属しており、ソロで10カ国以上を自転車で来訪。輪行経験豊富。2023年には厳冬期北海道を自転車で縦走するなど、エクストリームなキャンプツーリングを行う。近年はロングライドにも力を入れており、2023年にはブルベでSRを取得。2024年のGWには1900kmのブルベも完走している。今後はPBPやLELの完走を目指しつつ、海外キャンプツーリングも積極的に行っていく予定。

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愛媛県主催海外メディア向けサイクリングファムツアー2025 帯同記
#03

走れば走るほどにその土地に根づく文化、懐の深さを知ることがあります。世界中、きっとそう。それでも、ここは特別なのでは?と思わせてくれるのが愛媛。海岸の波打ち際から1500m超えの山並みを隅々まで巡る道に、豪州のサイクリストたちから感嘆の声が上がり続けた7日間。フォトグラファーでありサイクリストの下城英悟氏による、サイクリングモニターツアー2025の最終回をお届けします。 Text & Photos by Eigo Shimojo 01、02の記事はこちらよりご覧ください🚴‍♂️愛媛県主催海外メディア向けサイクリングファムツアー2025#1日目~2日目#3日目~4日目 目次 <DAY 5> 宇和海〜八幡浜市〜佐田岬<DAY 6> 大洲市〜伊予灘〜砥部町、松山市 <DAY 5> 宇和海〜八幡浜〜佐田岬 昨晩は久しぶりの街の夜を楽しんだ。宇和島市内の居酒屋にて、地酒と豊後水道の魚介に舌鼓を打った。宿泊は歴史ある旅籠の木造建築をモダンに甦らせ話題を呼ぶ、木屋旅館へ。一夜明け、宿の暖簾をくぐり出てくる彼らは、アフターライドの”和”なしつらえに、ご満悦の表情だ。本日も晴天なり。風なく穏やかで、格好のサイクリング日和だ。宇和島を発ち、昨日に続き宇和海に沿って北上する。まずは西予の港町、八幡浜を目指そう。 入り組む海岸線、漁船や、養殖筏が浮き並ぶ入江の小さな漁村を通り過ぎる。係留された船の上、時おり人影が見えるだけで、港町は閑散として静かなものだ。漁も市も早朝終えたのだろうか、人気のない港に、小さな郵便局、小さな商店。入江の奥にはりつくような集落を過ぎ、また現れる坂を漕ぎ上がる。海岸か […]

#Australia
FEATURE NEWS TRIP&TRAVEL CULTURE
海と山がつながる、愛媛のサイクリングガイドブック

「しまなみ海道」から愛媛県内全域へ広がるライドコースを紹介するガイドブックをお届けします。 「Ehimeはとても近い距離に海と山が詰まっている!」「アルプ・デュエズの標高よりも高い、世界レベルのサイクリングロードだ」とはオーストラリアから来日し、愛媛県主催のファムツアー(プレスツアー)に参加したサイクリストからの感想。 「サイクリングと言えばしまなみ海道」が思い浮かぶ愛媛県ですが、ゆめしま海道も加えた瀬戸内海周辺のルートのみならず、四国各県境に広がる山岳ルートやそこに至るまでの道のりも、実は海外サイクリストからの評判も高いスペシャルな環境でした。 2025年の秋、愛媛県主催のサイクリングファムツアーを元に作成した本ガイドブックは、自転車大国であるオーストラリアの各都市から参加したサイクリストたちのコメントや臨場感ある走行写真も掲載されています。「しまなみ海道」から始まり、1日1本のライド、計6本のルートは小さな入江や島々を巡る海岸道から深い山間をくぐりぬける山道まで多彩さを見せ、参加したサイクリストたちからは感嘆の声があがっていました。 国内外のサイクリストの皆さんにもぜひ愛媛の土壌や固有の歴史、お遍路文化などが垣間見える素晴らしい愛媛のサイクリングルートを堪能いただけるよう、巻末にはツアーガイドの問い合わせ先も掲載されています。ゆっくり時間をかけ自転車のみで移動するもよし、サポートカーの手配も選択肢のひとつです。大阪、広島、大分からの船輪行情報も便利なガイドブックを、ぜひご参考にされてください。 *ガイドブックのサイクリングルートはHidden Japan Travel社の協 […]

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