# Mayumi Kamura

編集Mの大会初参加でどうする?⑦
〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

80㎞を完走しました! ※ 大会2日後。Wikikiのビーチで沖のサーファーたちを眺めながら書いています。最高のワーケーション。 南の島にさほど興味がなかったのでハワイもふーんという感じだったものの…ハワイ最高!と連発する人の気持ちがじわじわと分かり始めました。遅!そう素直に感じられたのはファンライドでの完走があったからに尽きるでしょう… 本題。詳細は別レポートで書きますが、80㎞ファンライドは時間内完走しました。感無量、かつ最高に晴々とした気分です。人生でこんな気持ちになるなんて何度あることでしょうか。初ホノルルセンチュリーライドと初Hawaiiにこれほどの感動をもらえるなんて予想だにせず… ビギナーズラックな要素満載ですが、だからこそ気になる人はトライしてもらいたいと心底思いました。 早速ですが完走のポイントと思える点を以下に。 1、先輩の教え方とアドバイス自転車の乗り方、長距離を鑑みての漕ぎ方、心構え、筋トレ方法などなどスポーツとして自転車に乗るための必要な情報を的確に教えてもらったこと。本連載♯3までの出来事です。それに加えて現地レンタル時にもらったスタッフからの乗り方&降り方アドバイス。これらがないと多分脚が疲れすぎて絶対無理だった。 2、応援と期待ライド中の声がけがこんなに励まされるものとは驚きました。「みなさんの声援が〜」と話すスポーツ選手の気持ちが少しわかった気がする。加えて、家族や友人の応援と期待。私の場合は「そんな(完走しない)マユミなんて見たくない」の言葉は刺さりました。プレッシャーで頑張るタイプか…※詳細は別記事で 3、物がまえ先輩スタッフから塩分補給( […]

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編集Mの大会初参加でどうする?⑥
〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

>前回まで 何を持って「十分」かは不明だが、どう考えても不十分な練習量のまま東京を出発する。ヘルメットやジャージーなど道具だけは揃えて… ※ ホノルルに到着した。人生初のハワイ🌈空港のスタバからして開放感がある🌞ワイキキに向かう高速道路からはダイヤモンドヘッドが見えた。これがハワイか…✨車中で締切と格闘しながらも徐々に楽園の空気を感じ始めた。植物がのびのびと生えていて眩しい。 9/24開催の大会まであと3日ある。その間に仕事(本当はそのための渡米)があるが、メンタルは整えられそう。 気持ちの余裕ができたので同行のスタッフにさっそく買い物スポットなどを教えてもらう。ブランド品よりも食料品に興味があるので、スーパーマーケットへ。ホテルの近くにできた「Wikiki Marker」に立ち寄る。 ハワイのお土産といえばあのパッケージのHawaiian Hostチョコレートしか思い浮かばないが、常連スタッフにココナッツ味のポップコーンやハチミツを教えてもらう。朝食はデリで調達したケールのサラダやパイナップルなど。野菜とフルーツの美味しさを噛み締める。 ふと、出発前の友人との会話を思い出した。 「80km走るの、自信ないのよね。給水所でスパムおにぎり食べたりして、ただのグルメ旅行になりそう笑」 「そんなマユミ、見たくない」 !!! いそいそと部屋に戻り、筋トレを始める。ハムストリングスを鍛える種類のトレーニング。最近やたらインスタ広告で出現するウォール・ピラティス?含め3週間ほど継続している。朝晩しか動かしていないけれど、腰回りの起動が軽くなった気がする。(思い込みの可能性は高い)基礎体力は […]

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編集Mの大会初参加でどうする?⑤
〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

>前回まで練習時間を確保できない計画性のなさを呪いつつも日本での最終ライド(2回目)をこなす。先日購入したマイ・ヘルメットをかぶり… ※ 授業中、数学教師がコンパスを忘れた生徒に「心がまえは物がまえから!」と言ったことを常々思い出す。数多の数式ディテールは忘却の彼方へ去ったが、これだけは残った。そう、道具を揃えるというのは何かを始める前の儀式というか気合いの表れに近いものがある。 ヘルメットやサイクル用ジャージーなどは数日前に購入していた。 常連さんはECサイトで買うらしいが、私のような未経験者にアドバイスはマストなので専門店へ足を運ぶ。ネットリサーチやヒアリングの結果、自転車といえば、の「Y’s Road」へ。 丁寧に教えてくれそうな店員の方に声をかける。丁寧に男女差はないが、ユニフォーム選びは身体への視点が重要なのでBODYが女性のスタッフにお願いした。 予想以上に超親切かつ微に入り細に入り選び方を教えてもらい感激する。その過程が面白くてここに書こうと思ったが、試着過程の写真を撮り忘れかつ字数が迫っているので以下アドバイスまとめ。 ・サイクルジャージーは前傾姿勢で漕ぐ想定でデザインされており、普通のジャージとは違うパターンやディテールが施されている(腰部分にポケットが付いているなど)。だから本気で走るなら用意した方が良い ・特にボトムスはお尻(というか股間周辺)にパッドが入っており、サドルとの摩擦軽減が図られている。インナーも然り ・ヘルメットはメーカーにより重量の違いがあるのでデザインだけにとらわれず試着して選んだ方が良い 販売商品は身体の動きに対しとても研究されているデ […]

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編集Mの大会初参加でどうする?④
〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

>前回まで 臨時コーチと短時間の練習で爽快感を味わう。何より、風を受ける気持ちよさを実感した。ここから創作が生まれるのか!早くも癖になりそうな素人がここに… ※ 何スクロール分ものアドバイスをもらう。ロングライドに際しこれはとっても重要!と思ったのが下記。 ・サドルの位置調整。ここでミスると負荷がかかる姿勢で漕ぎ続けることになる(途中で修正できる車種であれば大丈夫)・坂道も含めて一定の回転数で漕ぐ。そのためにギアをこまめに変速する・極力ふくらはぎではなく太ももの裏側で漕ぐ・足首は開きすぎない。疲れるから 練習を終え、この感じ…と、ふとバイクで長距離を走った記憶が蘇る。20年ぶりなどではなく5年前に3日間漕ぎ続けていたことがあった。それは2017年、ドイツ北部のミュンスターという街で。 10年に一度という間隔で開催される「Skulptur Projekte Münster /ミュンスター スカルプ プロジェクト」と呼ばれる国際美術展は、街の至る場所に作品が展示される。美術館はもちろんのこと、邸宅の塀や、使われていないトンネル、商店や個人の畑の一角、川の中など。この展覧会を巡るメジャーな手段が自転車だった。 1977年から始まったこの大型美術展は、日本の「越後妻有アートトリエンナーレ」(屋外型国際美術展)へも影響を与えたとされている。 ミュンスターでは、自転車で行きつ戻りつしなから街中の作品をほぼ全て巡った。ホノルルセンチュリーライドの後はホノルル美術館に行こう…終了前に終了後を考えてしまった。 翌週は泣きながら多摩川沿いに練習しに向かった。スケジューリングの読みの甘さが災いして全 […]

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編集Mの大会初参加でどうする?③
〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

<前回まで> 元プロライダー・石塚さんの厳しい指摘で焦り始めた。一刻も早く練習せねばと思い… ※ この仕事に出会うまで自転車には無関心だったが、いろいろな人と話し始めると意外と身近にライダーがいることに気づく。近年のゴルフブームの次は自転車ブームの予感がしている。ファッションでいえばアウトドア系はもちろんのこと、スーツメーカーやウィメンズ中心のブランドも本格参入している。排ガスを出さないため、ヘルシーなスポーツと注目も高い。 そんな中、最も怒らずに教えてくれそうなライダーに頼み、ど素人向けレッスンを開催してもらった。ロードバイクは街のレンタサイクルで借りる。1日1000円。安… とにかく早く練習した方が良い、と前出の伊藤さん(ツールド妻有の発起人)にも念を押されていたので、レッスン開催に漕ぎつけただけで感無量だった。もう安心かも…そこが素人!と自分でつっこみながら早速練習を開始する。 ハンドルに速度調節のギアがついていることにまず驚く。ここで驚くレベルの参加者は大会側も未経験かもしれない。事前に乗れて良かった、と開始0分で思う。ギアの仕組みが今ひとつ理解しきれず(内側に倒すとか手前は負荷が軽いとか)、 もっと根本的な自転車の構造から説明して欲しい。でも言い出せなかった。昔、上司に「わからないことがあったらすぐ聞いてね」と言われたことを思い出す。でも、何がどう不明か言語化できないから聞けないんです… ま、乗りながらやればわかるから、と臨時コーチが言ってくれる。救われる。そんなムードで始まった気温33度、湿度70%の関東平野。軽く乗って終了するはずが、結局1.5時間ほど走った。なん […]

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編集Mの大会初参加でどうする?② 〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

先日に大会を終えたばかりのTURE DE TSUMARI発起人である伊藤さんにも相談させてもらった。アドバイスが欲しいと伝えたところ、まずはあなたの現状をヒアリングしてから、と言われる。さすが建築家。本筋でないところで感心してしまった。HCRでの高低差も事前に調べてくれた結果、・走行想定時間分をとりあえず走って体力や走り方のイメージを掴んではという提案をいただいた。たしかに…! 大会運営に携わる女性の先輩からは、同性ならではの視点をもらう。顔の日焼けはやむを得ない(サングラスをかけない部分だけ灼ける)wi-fiが繋がりにくいから緊急時の連絡手段は要チェックね!と、気に留めていなかった準備の指摘をされる。大会出場のことばかり考えていたので、普通に海外出張の用意もすべきと我に帰る。 現実的なアドバイスをもらい、意外と走れるかも〜とやや気が緩み始めたときに、元プロライダーでありサイクリングガイドの石塚さんに釘を刺された。全く走ったことないんですよね?素人が80kmを走るのはキツいです。ハワイで楽しい思い出が作れるなんて簡単に思わないでくださいね。厳しかった…そして・とにかく自転車に乗って一刻も早く道を走ったほうが良い・ユニフォームも買って実際のコンディションで慣らした方が良いとのこと。かなり焦りはじめた。 お尻のパッドがどうこうとかでユニフォーム選びも難しそう。とりあえず仕事の合間を縫って言われたことは全部やってみるか。途中でリタイアすることは想定内だけれど、せっかくだから完走できれば、と1分も練習をしていないうちに理想だけは高い。なんとかなると思いがちな性格がさっそく災いしている笑 […]

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編集Mの大会初参加でどうする?① 〜未経験者のホノルルセンチュリーライド2023〜

いわゆるバイク、に乗ったことはないのに、取材の成り行きでホノルルを走ることになった編集担当のMayumiです。 ライド経験は皆無で、自転車は20年前の通勤時以来。5kmほどの距離をママチャリ立ち漕ぎでぶっ飛ばしていました。ホノルルセンチュリーライド(Century=100mile=160km)は160km走行がメジャー。未経験者はさすがにそこまで走れないと思い、遠慮して半分のコースを選択。 80kmって…長くない? ?? 本連載では、私=ライド未経験者の大会参加過程を当事者レポートします。初参加の大会でもこんなに楽しめる、という内容が伝わることを願っています(かなり辛そうな予感)。 * ホノルルセンチュリーライドはスピードを競う大会ではない。いわゆるファンライドで、楽しみながら走ることを目的としている。走行距離は40km、80km、120km、160kmの4種。未経験者であれば無難に考えて40kmが妥当だろうが、せっかく走るならハワイの絶景が見たい!という欲が出て80kmのコースを選択した。 普段の生活でせっかくなら〜という考え方は持たないようにしているのに、海外出張では何の臆面もなくせっかくなら〜と思う自分がこわい。 仕事先や友人に80km走ることになった、と伝えるとそれくらいなら走れるよ、なんてやたら言われた。 …ほんとにそう思ってる? ?? 漠然とした不安を抱えながら、いつの間にか大会1ヶ月前を切った。8月が終わるともう年末感が強い(関係ないけど)。 いろいろと焦りはじめ、とりあえず経験者に話を聞くことにする。国内のトライアスロンやバイクの大会に出場経験がある友人からは […]

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