#02 アメリカ人のジェレミーがライド!しまなみ海道の愛媛側三島を巡る
愛媛に行くなら、まずは「しまなみ海道」から
1. そろそろ外遊びのライド計画したくないですか
2. 上野駅から45分で旅情満喫!「りんりんロード」がオススメです
3. そもそもりんりんロードとは?まずは簡単なおさらい
4. 初日は「霞ヶ浦一周」で110kmの長距離ライド!
5. 霞ヶ浦が見えてきた!
6. 予科練平和祈念館で零戦模型見学
7. レンコン畑の間を走る
8. 大須賀津湖畔農村公園で霞ヶ浦を一望
9. うな重バーガーでスタミナをチャージ
10. 古い町並み「佐原」へ寄り道
11. 水辺と併走する後半のライド
12. かすみマルシェで最後の休憩
13. 駅に到着、そのままチェックイン!
14. 土浦駅の自転車推し度がすごいので、ここで一度整理します。
15. ラック有、シャワー有、レンタサイクル有。プレイアトレ土浦が完璧です。
16. 旅のスタートゴールにおしゃれすぎ&ライダーウェルカムすぎなホテル「BEB5土浦」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界中のサイクルイベントは中止の嵐。2020年のバイクニューヨーク、ブリスベンtoゴールドコーストサイクルチャレンジも、今回やむなく中止となりました。
一方、自転車通勤やインドアサイクルを始めるなど、普段の生活が自転車と密接になった方も多いのでは。
それでも、やっぱり「自転車で行く旅がしたい」と思うのは、我々だけではないはず…!
まだまだ長距離移動は難しいのも確か。そこで「近くて行きやすいけど、旅気分が満喫できるライドはどこか?」考えてみました。
※この記事は2020年6月の記事の再掲載です。
いきなり結論ですが、東京近郊に住んでる人なら、茨城県土浦市を中心に設置されているサイクリングロード「りんりんロード」、おススメです。
なんと言っても都心からのアクセスがすごい。JR常磐線の特急ときわで上野駅から45分という手軽さです。
移動時間が短い分、現地滞在時間を長く取れるので、1泊2日の旅行でも150km以上のライドだって計画可能。
後半紹介する駅隣接施設も、ライダー向けにかなり充実しています。
正式名称「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は、霞ヶ浦を周回する湖岸道路と旧筑波鉄道の廃線敷とを合わせた全長約180kmのサイクリングコースです。
このコースのちょうど中心辺りに茨城県土浦駅があって、ここが基地局のような役割を持っています。
土浦駅から日本で二番目に大きい湖、霞ヶ浦を一周めぐる東南のコースと、廃線となった筑波鉄道の線路跡をサイクリングロードに改築、茨城県のシンボル「筑波山」方面に向かう北西のコース。どちらもほぼフラットで走りやすいコースです。
筑波山ふもとを走るヒルクライムコースなど、これ以外にも走り方があるのですが、今回は霞ヶ浦一周と、筑波鉄道方面の2コースを一泊二日で走った様子をご紹介します。
まずは土浦駅の東側からスタート。
スタートして3分程度で車道の奥に霞ヶ浦が出現!
左手はすぐ霞ヶ浦。サイクリングコース上は柵がなく開放感があります。
自転車専用道ではないので、左側走行はマスト。ただ、車の通行量はそれほど多くはない印象でした。
一番目の寄り道に到着。施設敷地に入ると市松模様の建物「予科練平和記念館」が見えてきました。
ここは第一次世界大戦以降、航空機パイロットの基礎訓練のため、10代の練習生の基礎訓練の教育、「予科練」にまつわる資料を保存、展示する場所です。
人気の展示は建物の反対側に設置された、実物大「零戦」模型!
零戦は、一時期この近辺(阿見町)で製造されていた歴史もあるのだとか。
ここからさらに霞ヶ浦を走ります。左手に湖、右手に水田のようなレンコン畑が広がっていて水辺の間を縫って走る感覚。
茨城はレンコン生産量が日本一。特に霞ヶ浦の水と肥沃な土壌を利用し栽培されるレンコンは良質で特産品としても人気です。
レンコンの花(蓮の花)が咲く時期も楽しみです。
間もなく大須賀津湖畔農村公園で一休み。展望台で霞ヶ浦を一望。
対岸がかすかに見えますが、広大で海のよう!そして背面は一面のレンコン畑…視界が広く爽快です。
土浦からここまで約20km、さすがにおなかが減ってきました。
「うな重バーガー」というのぼりにつられて立ち寄ったのがとみた家さん
ライスバーガーの間にウナギ、なかなかの存在感。
手ごろな大きさですが、これで480円はコスパ優良です。
50kmに差し掛かり、稲敷大橋を渡ったところから一度りんりんコースを離れ寄り道することにしました。湖を背に南下して利根川を渡り千葉県香取市へ。
同市内の佐原は江戸時代からの商家が今も並ぶ「重要伝統的建造物群保存地区」。
小野川の沿岸はさながら映画のセットの様。
お昼ご飯は歴史情緒あふれる「木の下」でヒレかつ定食(1,580円)!
後半のライドにむけてエネルギーをチャージします・
霞ヶ浦のコースに戻り、後半のライド。
信号もなく、水辺真横を走れる爽快感、都会の街乗りでは味わえない魅力。
ただ、15時を過ぎてくるとむかい風が吹き始め、日が落ちるにつれどんどん強くなりました。早朝に出発し、朝ごはんを途中でとりながらライドするのがオススメです。
最後の休憩場所に訪れた「かすみマルシェ」は、閉店16時前にギリギリに滑り込み。特産品や地元のお酒がずらっと並んでいて、軽食とともに楽しむことができるそうです。
しかしライドの途中。ぐっと我慢してジンジャーエールで気分転換。
18時半ころに土浦駅に到着。この日は9時半ごろから走りはじめたので、9時間のロングライドとなりました。
ちなみに走行距離は約111km。
土浦駅でゴール!したら、間髪入れずに駅隣接のホテルへチェックイン。
コースもさることながら、特筆すべき快適さだったのが、土浦駅のライダー受け入れの充実ぶり。
駅ビル「プレイアトレ土浦」はバイクフレンドリーな設備が整った施設でした。
例えばアトレの中にあるサイクルショップ「ル・サイク土浦」は、スポーツバイクやアパレルアイテム販売のほか、レンタサイクルも充実しています。
地下の駐輪場にはロッカーや、無人レンタサイクルステーション、シャワーブースまで!ライド後汗を流して帰ることができます。
アトレに直結しているホテルは星野リゾートが運営している宿泊施設「BEB5土浦」。これがなんともライダー贔屓(びいき)!何がすごいって、駅の改札横から堂々自転車と一緒にチェックイン。
入ってすぐのエントランスから、自転車推しだとわかります
アウトドアな雰囲気のカフェラウンジ「TAMARIBA」は、宿泊客が仲間とくつろげるように、ワインサーバーやビールサーバーが24時間利用可能。
宿泊階にはランドリールームや、バイクチューニングに使えるディスプレイ(取り外せるものは実際に使えます)。
部屋の前の廊下には持ち込んだ自転車を立てかけるためのバーが設置されています。
シックな廊下とは対照的に、各部屋の内装は遊んだデザイン!思わずテンションが上がります!
自転車が飾れるお部屋もありました!
近隣には趣のある焼き鳥屋さんなどもあり、夜の散策も楽しめます。
今日のライドを振り返りながらお酒がすすむすすむ。この後BEB5のTAMARIBAに戻り、セルフサービスのワインで飲みなおしました。
翌日は旧つくば鉄道線跡を行くライド。ぜひご覧ください。
りんりんロードライドレポートその1 |
りんりんロードライドレポートその2 |
投稿日:2020.06.29