Circle of Cycling Friends りんとも!
#04 河村健一さん

ライドを楽しむ人を繋げます。「星のや富士」サイクリングガイド・岩波信二さんからご紹介いただいた今回の「りんとも」は河村健一さん。訪日観光客向けのサイクリングガイドツアーを開催している「CYCLING JAPAN」の創設者でもあります。日本全国をライドガイドされている河村さんに、自転車にまつわるあれこれを伺いました。

目次

 Profile
 1. 愛車を教えてください
 2. お気に入りのサイクリングコースは?
 3. 直近で出場したライドイベントとその感想
 4. 次に参加してみたいライドイベントとその理由
 5. 過去のライド人生における最も印象的な思い出
 6. ライド関係のお気に入りグッズとその理由
 7. あなたにとってライドとは?
 次回ゲストのご紹介

Profile

名前 河村健一/Kenichi Kawamura
職業 CYCLING JAPAN創設者、サイクリングガイド
趣味 サーフィン
自転車歴 34年
SNS Instagram @cycling,japan
   Facebook @Cycling,japan

1. 愛車を教えてください

Soma double cross disc (スチールフレーム)
SRAM Apex 1 x 11 speed
バイクパッキングやグラベルライドに最適な1台。北海道やスリランカのバイクパッキングはこれで走りました。

2. お気に入りのサイクリングコースは?

宮崎県の南部、都井岬周辺の海岸線です。車も少なく、野生の猿が道で日向ぼっこをしていたり、都井岬では野生の馬が道を横切ったり、自然にとても近い感覚を味わえます。都井岬は亜熱帯植物も見られて、本州とは違った風景を楽しむことができます。

3. 直近で出場したライドイベントとその感想

ライドイベントではないですがスリランカのバイクパッキングは定期的に楽しんでいます。歴史的な仏教寺院やジャングルの中を走る道、そして温かい地元の人々などたくさんの魅力があります。
スリランカへ通い始めたのは趣味のサーフィンがきっかけ。初めて行った際にサーフしていた海で現地のプロライダーと知り合い、この国でも自転車に乗るようになりました。

4. 次に参加してみたいライドイベントとその理由

2025年1月、2月にスリランカのグラベルライドを企画しているので、興味がある方と一緒に走りたいです。スリランカは20年前から定期的に訪問しサイクリングを楽しんでおり、おすすめのコースをご案内することができます。イベントの下見も兼ねてずっと通っていたのですが、途中で内戦が始まり一時期は訪問を中断せざるをえませんでした。その後また通い始め、ようやく来年は形にできそうです。地元のサイクリストがガイドしてくれるイベントになるので国際交流としても楽しくなりますよ。こちらは2020年に行ったイベントの様子です。

5. 過去のライド人生における最も印象的な思い出

サイクリングツアーのガイドをしておりますので、お客様と素敵な風景を一緒に楽しむ時間がとても良い思い出です。写真は都井岬を一緒に楽しんだ時の様子、自然の中で一緒に体を動かすととても開放的になり、一緒に走る方ととても仲良くなります。

6. ライド関係のお気に入りグッズとその理由

ストラップギア 長さ 12インチ
シリコン製のベルトでとてもよく伸び耐久性があります。バイクパッキングの時に後ろのキャリアにテントを積んだり、買い物した食料を一時的にくくりつけたり、とても重宝します。

7. あなたにとってライドとは?

外に出て遊ぶ手段の一つですね。自然の中で楽しむアウトドアスポーツはたくさんありますが、自転車は玄関からスタートしてすぐにアウトドア、人力で効率よく移動できるとても良い手段なので、全てのアウトドア愛好家におすすめしたいです。自然を感じて、体を動かし、五感が研ぎ澄まれ、そして旅の要素もあるとても楽しい遊びです。

🚴‍♂️次回ゲストのご紹介

国内ツアーにとどまらず、今後は海外・スリランカでのライドイベントも企画されているという河村さん。グローバルに活動されているご本人が紹介してくださった「りんとも」は…

山下晃和さん/モデル兼トラベルライター

河村健一さんよりご紹介↓
雑誌の取材がきっかけでお会いしました。海外のツーリングを楽しまれていたのでとても僕のスタイルに近い方だと思っています。Bike & Campというイベントを主催していて、サイクリングとキャンプをミックスしたライフスタイルも提案されている方です。




次回もどうぞお楽しみに!

🚴‍♂️今までに登場いただいた、りんともの皆さん🚴‍♂️

TRIP&TRAVEL CULTURE
下町自転車散歩 #02
江戸・下町のレジェンド 北斎の名残をさがして(その1)

1856年。フランスの若き版画家ブラックモンは知人のコレクションの陶磁器を見せてもらう。陶磁器は当時海外との国交を禁じていた日本から輸入されたもので、おそらく西欧では希少なものであっただろう。しかし彼の目を惹きつけて離さなかったのは器ではなく、その包装紙だった。それは、葛飾北斎の『北斎漫画』の1ページ。絵に感銘を受けたブラックモンは、その後苦労して入手した『北斎漫画』をパリの画家仲間たちに広め、やがて北斎はフランスからヨーロッパで広く知られるようになる。 …という話は残念ながら創作といわれていますが、北斎が当時のヨーロッパ、とりわけクロード・モネやフィンセント・ファン・ゴッホといった若き印象派の画家たちに強い衝撃を与えたことは広く知られています。 海外では「The Great Wave」と呼ばれる富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」など、だれもが一度は目にしたことのある北斎の絵。日本が初めて芸術デザインを取り入れた現行のパスポートには富嶽三十六景から16~24作品が掲載され、神奈川沖浪裏は2024年秋からの1000円札の新札の図案となるなど、今や日本を代表する画家である葛飾北斎。そして何より本コラム「下町自転車散歩」的には、彼は生涯町絵師として地元を愛したお江戸下町っ子の大先輩でもあります。 本日は下町っ子の不肖の後輩が、北斎が生まれ暮らした墨田区を中心に、その人生の足跡を自転車で訪ねていきたいと思います。 目次  1. やがて葛飾北斎となる者、川の町に誕生(1歳~) 2. ティーンエイジャー(10歳~) 1、 やがて葛飾北斎となる者、川の町に誕生(1歳~) 誕生江戸と下総の国をつな […]

#Hokusai
TRIP&TRAVEL CULTURE EVENT
Travis Counsell氏インタビュー
誰もが自転車ライフを楽しめるハワイへ

9月の最終日曜にあたる29日。今年で41回目を迎えた「ホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)」が終了しました。 GR編集部スタッフがたくさんの参加ライダーと言葉を交わした中で、数名の方から頂戴した質問がこちら。「こんな最高なライドイベントは、そもそもどのような団体が主催しているのか?」 ということで、本大会を主催する団体・Hawaii Bicycling Leagueのエグゼクティブディレクターを務め、自身も自転車を愛してやまないトラヴィス・カウンセル(Travis Counsell)氏に、インタビューを行いました。最後に参加者の方へのメッセージも頂戴しましたのでどうぞご覧ください。 _Global Ride編集部(以下GR)大会概要を改めて。 _Travis氏(以下敬称略、Travis)本大会はハワイで最大規模のロングライドイベントです。1981年に初開催し、41 年にわたる歴史があります。イベントの主催は私たち「Hawaii Bicycling League(以下HBL)」で、非営利団体です。2003年より日本での受付を開設し、HCR ジャパンオフィスであるHM-Aと協力し、大会を運営しています。主要なスポンサーにJALが入っているので日本からの参加ライダーも多いです*1。 *注1_ホノルルセンチュリーライドと日本の深い関係は別記事でお届けします。お楽しみに! _GR  HBLの活動理念は? _Travis 「Share the Road (道路の共有)」。 Health、Recreation、Transportの3つをキーワードに、ホノルル及びハワイが自転車と歩行者に […]

#HCR #Hawaii