編集Mの、逆風ライド
〜ホノルルセンチュリーライド2026走行記〜

ホノルルセンチュリーライド2026が終了しました。
日本のぐずぐずした夏の天気から一転、ハワイってこんなに…!とご報告したかったところですが、本年はハリケーン「ノロ」の接近に伴い、大会中止を想像させるほどの強風(当日スタート時は平均18m/sというデータ)。

めげるとめげないの間を漕ぎながら、地球と自己鍛錬について思いを馳せたライドとなりましたが、2度目参加は120kmを走りきり、ファンライド走行記録更新。今年もハワイとホノルルセンチュリーライド(以下、HCR)にマハロ🫶

強風や練習不足も含めてあらゆる言い訳を「これもハワイでこれも自分」に置き換えて完走した120km(ゆっくり走りすぎてほぼポタリング記)を、海外でのんびり走ってみたいサイクリストへお届けします。ファンライドの醍醐味は、自分のペースで楽しむ、ですから!

明け方の光がなんとも美しい。カピオラニ公園を半周してダイヤモンドヘッドへ向かう
風の音、聞こえますか?
「ダイヤモンドヘッドで会いましょう!」初めてファンライドで「待ち合わせ」しました。いつも一人で走っているので…感激。HCR常連ライダーの野田さん、松本さんと

逆風の登り坂、撮影とおしゃべりでだいぶ時間を使う。次の名所、HCR最大の見どころとも言われるポイント・ハナウマベイへ。ハイウェイから山や住宅街を眺め、東へ向かう道の右側は常に海。

爆走する親子について行くと…ここがハナウマ・ベイ!

おもわず感嘆の声が漏れるポイント。通り過ぎるライダーはだいたい叫んでいるか、息を飲んでいるか。

コースの正面にドンと構える山は「ココ・ヘッド(Koko Head)」。ダイヤモンドヘッドと同じく、数十万年前〜数万年前に火山が再活動した際に誕生した。山の斜面に刻まれた無数のひだは、降り積もった火山灰が長年の雨水によって削られてできている

ハナウマベイで三十分ほど過ごし、折り返しても良いくらいの満足感に浸りながらペダルを漕ぎ進めた。

タロ芋のマラサダなどで栄養補給

スタートから20km(12.5mile)、撮影と逆風で前回の1.5倍ほどの時間を使い、8時前に第一エイドステーションがある「サンディ・ビーチ・パーク(Sandy Beach Park)」へ到着。ここから折り返しのバスがあることを発見!超ビギナーにはおすすめのプランですね🚌
初のハナウマベイの自然に大感動してしまい、ここから残りの100kmはその景色をオーバーラップさせながらのポタリングとなりました。

フォトスポットの一つ、マカプウ岬。風に煽られて海に転げ落ちないようにブレーキを利かせつつ坂を下る
カラニアナオレハイウェイをぶっ飛ばし、ハナウマベイに次ぐお気に入りポイント、ジャングルエリアへ。郊外、山側の地元住民の暮らしが垣間見える。次のハワイはこの辺りを散策したい。
もう折り返してる!? ナイスライドを!
区画整理された住宅と、木々の間に埋もれて暮らすような家々も。デレク・ジャーマンよろしく、主(あるじ)の秩序で構築されたローカルな庭やエントランスが魅力的
イエローの誘導サインにほっとする!
青空の予感
10時過ぎ、ついに太陽が顔を出す

スタートから40km(25mile)第二エイドステーション「カイルア・インターミディエイト・スクール(Kailua Intermediate School)」へ。遥か前に訪れたゲストたち(白戸太朗さん、阿部顕嵐さん、河瀬大作さん)のいい笑顔!(もらい写真)

名物、マツモトシェーブアイスのバナナ味。美味!

ここから先はスタートから60km(32.5mile)のエイドステーション「キー・プロジェクト(KEY Project)へ。途中RWGの付け忘れに気づき、電源をオンにした途端、バッテリーが激減し始める。モバイルバッテリーでサポートしつつも、ゴールまで持たないと確信し、走行記録は諦めた。初歩的なミス!

道に迷いながらKEY Projectの手前で折り返し、ここはどこ?なハイウェイを延々乗り続け、復路もまた迷いながら結局距離だけは走ることになる。
そして突然視界に入った、海の輝きといったら!

ワイマナロ・ビーチ(Waimanalo Beach)にて。疲労を感じ始めた身体を自転車ごと運び、反対側の浜辺まで撮影しに行く。正直、こんなハワイに会いたかった!ありがとう!
ここ、永井博ですね!大瀧詠一の曲が流れ始める。海辺には自転車を停めて写真を撮るライダーも

…ここでモバイルバッテリー切れ。
その後はマカプウ岬を這いつくばりながら上りきり、予想外に多い住宅街のアップダウンを繰り返し、OSTROYチームのトレインに加えてもらい、無事にゴールしました。

たぶん、16時すぎ。
ファンライドごとに少しづつだけれど走行距離を伸ばしていて嬉しい。

髪もほつれるわ、ウエアも汚れるわのようやくゴール。HCR常連ライダーの建司さん、桂子さんと記念写真。ゴールで待っていてくれるって嬉しいんですね…🥹 コースで仲間と出会うことの醍醐味を感じた大会でした

朝の曇天から打って変わっての灼ける日差しに例年以上の恵みを感じたHCR2026。
今年も皆さんにさまざまなドラマがあったことと思います。詳しくは今後のGlobal Rideでお届けしますね。お楽しみに!

Text_Mayumi Kamura
Photos_HONOLULU CENTURY RIDE / HM-A

Profile

Mayumi Kamura
Global Ride編集者。得意分野はデザイン、アート、ファッションなどの視覚表現系。コロナ禍をきっかけに心身の健康に意識が向き、テニスをスタートしコンテンポラリーダンスのレッスンを再開した。Honolulu Century Ride 2023に参加後、ライド時のマインドフルネス感にすっかりハマり、自転車ファンとなる。

FEATURE EVENT
〜2024年のホノルルセンチュリーライドはどうする?~
編集Mの、初心者は振り返る
#1 荷物が多すぎました

こんにちは。昨年にHonolulu Century Ride 2023へ初参加し、すっかりライドの虜になった編集部のMayumiです。あの日以来、ロードバイクを借り川辺を走る週末を送っていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。3月に入り、海外ライドイベントが続々と募集を開始しています。さっそく本題へ! 目次 1,HCR 2024の申し込みが始まりました!2,これだけ気にしておく3つ3,それから 1、HCR 2024の申し込みが始まりました! ついにHonolulu Century Ride 2024の申し込みが始まりました。こちらより日本語サイトで申し込めます。 https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/95283 開催は毎年9月の第四日曜のため、今年は9/29(日)。あの爽快感と達成感が再び!!頭の中にはHonoluluの虹が… 初ライド、初イベント、初ハワイと初めて尽くしだったHCR 2023。ど素人が時間内にゴールしたときの感動は…体験した人にしか分かりません。しかも初参加者限定の。中学3年で運動部を終了した身にとっては、昨年のあの瞬間まで、わざわざ時間とお金をかけてスポーツイベントに出る人の気持ちがわかりませんでした(ほんと失礼しました!)。ところが今は… ちょっと振り返ってみます。 走り切ったあとは、生きててよかったレベルの高揚感に溢れ出る笑みが堪えられませんでした。 そして、完走証をもらったときの「これだ」感! と振り返ってのHCR 2023。 アクシデントを乗り越えながらも、さまざまな方に助けられ、時間内に目標の80km*を完走 […]

#How to #Japan
FEATURE EVENT
速報 ホノルルセンチュリーライド2025
ペダルを踏めば、あなたの知らなかったハワイに包まれる!

9月28日午前5時45分。ここはホノルルのワイキキビーチ沿いにあるカピオラニ公園。開幕まで30分を切ったスタートゾーンでは、「一年ぶり!元気でした?」「今年も無理せずがんばろうね!」など、まるで旧友との再会を喜ぶような挨拶、「彼、今年やっと初参加なのよ」といった新しい出会いが誕生する会話で溢れていました。 まだ暗く、お互いの顔も会場に取り付けられたライトで見えているくらいの時刻。しかし、スタートゾーンの雰囲気は極めて明るい。これからそれぞれが「ホノルルをライド」という年に一度のご褒美を享受しに出かけることを、称え合うような、祝い合うような、そんな明るさです。 とくに、今年は天気にも恵まれました。日中の気温は約34度、湿度は52%。例年より少し暑く湿気が多いものの、イベント中はまったく雨が降りませんでした。雨であっても、ハワイを感じる喜びに変えられるホノルルセンチュリーライドですが、今年、晴れであったことには大きな意味がありました。 それは、新設されたハナウマ湾ルート。過去に一度だけ州警察から許可が降りたことがあったのですが、曲がりくねった下り坂のうえ、道幅が狭く、交通量が多いということもあり、その翌年から解放されることはありませんでした。 ところが、今年はイベントを主催するハワイバイシクリングリーグの懸命な働きかけがあって、車両を通行止めにしたうえで開放されました。そのルートの美しさといったら……。 とにかく、2025年のホノルル・センチュリーライドも、スタート前とスタート直後から「来てよかったー!」と叫びたくなるような(実際に言葉にならない感嘆の声をあげている人が続出)、最高 […]

#Hawaii #Ride
FEATURE EVENT
海外でもロードバイクに乗ってみたい
Honolulu Century Ride 2023 参戦記
#3 ハワイは、ものすごくハワイだった

ハワイと聞いて、どんな印象をもつだろうか。ぼくは若い頃からずっと苦手だった。芸能人が行って、はしゃぐとこでしょ、とか、バナナボートでワイワイしちゃうとこでしょ、とか、それはもう”無知による偏見”にみちてた。そもそもキラキラしたものが苦手なのだ。もともと文学部だし、ほんとは根暗だし。生涯行くことはないと思っていた。 しかし人生とはわからないものである。本Webサイトで記事を書くために、ホノルルセンチュリーライドに参加しないかと、お声がけいただいたのだ。54歳にして、思いがけず、人生初のハワイ旅へ出かけることになった。

#How to #Japan