Circle of Cycling Friends りんとも!
#07 山口和幸さん

ライドを楽しむ人を繋げます。モデルの石垣美帆さんがご紹介くださった今回の「りんとも」はイベントのお仕事で出会われたというスポーツジャーナリストの山口和幸さん。
ロードバイクとのお付き合いは、新卒での就職後。原稿を書く仕事がしたいと飛び込んだ出版社でたまたま「CYCLING SPORTS」誌に配属され、仕事として乗り出したのがきっかけとのこと。すぐにツール・ド・フランス担当になり、30年に渡る取材生活が恒例となったそうです。そんな山口さんの、プライベートも含めたライドにまつわるお話を伺いました。

*ツール・ド・フランス視聴の楽しみ方を山口さんに解説いただくコラムも合わせてごらんください!

・自宅でファンライド! 取材歴30年ジャーナリストはこう観る ツール・ド・フランス2024

目次

 Profile
 1. 愛車を教えてください
 2. お気に入りのサイクリングコースは?
 3. 直近で出場したライドイベントとその感想
 4. 次に参加してみたいライドイベントとその理由
 5. 過去のライド人生における最も印象的な思い出
 6. ライド関係のお気に入りグッズとその理由
 7. あなたにとってライドとは?
 次回ゲストのご紹介

Profile

名前 山口和幸/Kazuyuki Yamaguchi
職業 スポーツジャーナリスト
趣味 弓道
自転車歴 38年
SNS X @PRESSPORTS
   Facebook 山口 和幸

1. 愛車を教えてください

InterMaxのKUOTA
12年くらい前に今中大介さんに「DURA-ACEをつけた1番良いバイクを送ってください」と依頼し購入したものです。とても丁寧に載っていますので傷ひとつありません。白が好きですね。

2. お気に入りのサイクリングコースは?

地元でもある群馬県の上野村周辺です。
年に数回、友人と落ち合ってコテージを借り切り、1泊2日のロードトリップをしに行きます。里山の風景が広がり、毎年のツール・ド・フランス取材のあとはこれを楽しみに帰るようなものです笑

3. 直近で出場したライドイベントとその感想

「CYCLING OUT HOKKAIDO NISEKO KITA-SHIRIBESHI TOYA」。
インバウンド富裕層向けツアーの企画でお手伝いしました。
北海道はいいですね。

4. 次に参加してみたいライドイベントとその理由

L’e Tape du Tour(エタップ・デュ・ツール)。
ツール・ド・フランスの第一コースを使う、一般ライダー向けの1日レースです。35年ほど続いている大会でしょうか。スポーツ雑誌に就職し編集者として体験も兼ねて初めて参加しました。当時はフランス国内からの参加が半分くらいだったと記憶しています。とにかくあのコースを走れるなんて素晴らしいですよ!

©A.S.O. James Mitchell

5. 過去のライド人生における最も印象的な思い出

万里の長城で、中国の公安警察に取り囲まれたことでしょうか…

80年代後半の出来事です。スポーツ誌の編集者としてロードバイクで旅する企画の下見をした時のことでした。当時の中国ではロードバイクもライド用の身体にフィットするスーツもかなり珍しいものだったようで、町で群衆に取り囲まれてしまったんです。それで、公安が来てしまって。焦りました… 何事もなく無事に帰国できて良かったのですが文化の違いを感じました。今ではそんなことはないでしょうけれど。

雑誌「サイクルスポーツ」1988年6月号より

6. ライド関係のお気に入りグッズとその理由

ミナト製薬のライスピュレ。
まず、とてもコンパクトでサイクルジャージの背中のポケットに軽々入るサイズ感が良いですね。ゼリーのような食感も食べやすいです。お尻に負荷がかかるので、サイクリング時にリュックは使用しません。コンパクトな道具はいいですね。

7. あなたにとってライドとは?

効率的なフィットネス。
脂肪燃焼効率が良く、心拍数も適度に上がります。

🚴‍♂️次回ゲストのご紹介

ジャーナリストらしい冷静な語り口にマイルドな物腰が印象的な山口さん。学生時代はフランス文学を学び、雑誌編集者となった後、それが活きた仕事に就かれたのは天命かもしれません。
そんな山口さんがご紹介くださった「りんとも」は…

平塚吉光さん/サイクルコーディネーター

山口和幸さんよりご紹介↓
自転車の元トップ選手ながら、サイクリングに初めて挑戦する人にも楽しめるようにプロデュースしてくれるインストラクターです。伊豆半島の魅力を教えてもらうには適任でしょう。さわやか系です。




次回もどうぞお楽しみに!

🚴‍♂️今までに登場いただいた、りんともの皆さん🚴‍♂️

CULTURE
Circle of Cycling Friends りんとも!
#08 平塚吉光さん

ライドを楽しむ人を繋げる「りんとも!」連載、2025年もどうぞ宜しくお願いいたします。スポーツジャーナリストの山口和幸さんがご紹介くださった今回の「りんとも」は、元自転車競技者の平塚吉光さん。競技生活を引退後にライダーのためのホテルで勤務中、プレスツアーで宿泊された山口さんと知り合ったそうです。 ロードバイク歴は小学生時代から。プロカメラマンのお父様が自転車好きであったことから、自然とバイクに触れる日々を過ごしていたそう。8歳で初めて買ったマウンテンバイクで地元(伊豆)の大会に出場し、そこから毎週末レースに出る日々を過ごしていた筋金入りのレーサーです。現在とプライベートも含めた、ライドにまつわるお話を伺いました。 目次  Profile 1. 愛車を教えてください 2. お気に入りのサイクリングコースは? 3. 直近で出場したライドイベントとその感想 4. 次に参加してみたいライドイベントとその理由 5. 過去のライド人生における最も印象的な思い出 6. ライド関係のお気に入りグッズとその理由 7. あなたにとってライドとは? 次回ゲストのご紹介 Profile 名前 平塚吉光/Yoshimitsu Hiratsuka職業 サイクルコーディネーター趣味 自転車とマッサージ自転車歴 24年SNS Instagram @Yoshimitsu_Hiratsuka 1. 愛車を教えてください クロモリのロードママチャリ風父親から譲り受けたものです。パーツを変えたり、メンテナンスしながら22年くらい愛用しています。 2. お気に入りのサイクリングコースは? 地元でもある伊豆半島の狩野川周 […]

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江戸・下町のレジェンド 北斎の名残をさがして(その1)

1856年。フランスの若き版画家ブラックモンは知人のコレクションの陶磁器を見せてもらう。陶磁器は当時海外との国交を禁じていた日本から輸入されたもので、おそらく西欧では希少なものであっただろう。しかし彼の目を惹きつけて離さなかったのは器ではなく、その包装紙だった。それは、葛飾北斎の『北斎漫画』の1ページ。絵に感銘を受けたブラックモンは、その後苦労して入手した『北斎漫画』をパリの画家仲間たちに広め、やがて北斎はフランスからヨーロッパで広く知られるようになる。 …という話は残念ながら創作といわれていますが、北斎が当時のヨーロッパ、とりわけクロード・モネやフィンセント・ファン・ゴッホといった若き印象派の画家たちに強い衝撃を与えたことは広く知られています。 海外では「The Great Wave」と呼ばれる富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」など、だれもが一度は目にしたことのある北斎の絵。日本が初めて芸術デザインを取り入れた現行のパスポートには富嶽三十六景から16~24作品が掲載され、神奈川沖浪裏は2024年秋からの1000円札の新札の図案となるなど、今や日本を代表する画家である葛飾北斎。そして何より本コラム「下町自転車散歩」的には、彼は生涯町絵師として地元を愛したお江戸下町っ子の大先輩でもあります。 本日は下町っ子の不肖の後輩が、北斎が生まれ暮らした墨田区を中心に、その人生の足跡を自転車で訪ねていきたいと思います。 目次  1. やがて葛飾北斎となる者、川の町に誕生(1歳~) 2. ティーンエイジャー(10歳~) 1、 やがて葛飾北斎となる者、川の町に誕生(1歳~) 誕生江戸と下総の国をつな […]

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#Interview