
TOPICS
最新記事はこちらでチェック!








FEATURE
日本を堪能する旬なライドポイントへ行こう
瀬戸内海の風を感じて~〜しまなみ海道から続くサイクリングパラダイス〜~

海外メディア向けサイクリングモニターツアー参戦記 #03
*参戦記 #01、#02はこちらからhttps://globalride.jp/trip-travel/ehimemonitortour24_01_jp/https://globalride.jp/trip-travel/ehimemonitortour24_02_jp/ 目次 1. 南予の漁村たちと岬めぐり(宇和島市) 2. 私達の日常が、誰かのエンターテイメントになる(宇和島市〜松山市) 愛媛周遊ツアーも早5日目の朝を迎えた。内子滞在の2日間をお世話になった農村の小さなドミトリー“古久里来(こくりこ)”さんお手製の和朝食を頂きながら、愛媛弁のオーナーご夫妻とのローカルトークにもいよいよ花も咲こうというのに……。早い別れが惜しい。1996年のオープンから、地元に根ざしたグリーンツーリズムを牽引してこられたご夫妻の温かいおもてなしに癒やされた、内子・大洲の滞在だった。同宿のクーパーは、別れを前に涙目だけれど、みなで記念撮影をしてさよならを。思えばこの4日間にしまなみを周遊し、石鎚山系に深山幽谷を駆け、内子や大洲の人と文化にも触れ、すでに愛媛県を2/3周してしいる。この上に何を求めるものがあろう?と、疑問を抱くほど、すでに愛媛に満たされている。が、行程はまだ2日残されている。あらためてルートを眺めれば、地図の上にむくむくあらたな期待が湧き上がる。今回のツアールートに込められた主催者の想い、ただならない。 1. 南予の漁村たちと岬めぐり(宇和島市) その期待の正体を確認すべく、この日に目指すのは、愛媛県南西部、南予地方の中心地、宇和島だ。内子から宇和盆地を抜け、景勝名高いリアス海 […]

U.S.A. から移住したジェレミーがお届けする
自然豊かな里山を走り抜ける川沿いのライド
これまでの記事で愛媛県内の北西海岸沿いのルートをほぼ制覇したので、次は県の中心部の内陸を縦に走るルート、奥伊予・肱川清流街道を走ることにしました。走ったのは9月でしたがまだ夏の暑さが続いていたので、今回は比較的のんびりとしたルートです。高知県との境にある山側から川沿いに道を下って、前回のライドで通った港町へ戻るという、ほぼ下り坂のルート。もしもう少しエクササイズしたかったら、長浜港からスタートして谷を登る逆ルートに挑戦してみるのも良いと思います。 目次 1. 鬼子母神からのスタート 2. 川へ降りる 3. 道の駅:清流の里ひじかわ 4. 小さな城下町、大洲のユニークなホテルに宿泊 5. ライドの続きに戻る前に、お舟めぐりと、街を散策 6. 長浜橋へ向けて出発 1. 鬼子母神からのスタート 出発地点は、道の駅「日吉夢産地」。駐車場にある鬼のモニュメントが目印です。可愛い赤ちゃんの鬼を抱いた母子の鬼でしたが、たぶん今まで見た中で一番セクシーな鬼でした(笑)。この不思議なモニュメントの隣にはアイスクリーム屋さんと売店があって、電動自転車のレンタルもできます。 道の駅「日吉夢産地」https://maps.app.goo.gl/aKhjdDhDMdR4hH5o8 1日目は全長62キロのルートの約3分の2を走って、小さな観光地である大洲の城下町で一泊します。翌日に残りの約20キロを走り切る予定です。 2. 川へ降りる 10キロほど進むと、次の道の駅があります。たぶんまだ休憩の必要はないと思うけど、ここには川へ降りられる場所があるので、ぜひ水に足を浸してリフレッシュしてみて。 道の駅 き […]

U.S.A.から移住したジェレミーがお届けする 愛媛の最西端へ!
せとかぜ海道をひたすら真っすぐ進む海沿い&魚ライド
今回は、伊予灘・佐田岬せとかぜ海道と呼ばれるルートで、愛媛県の最西端を目指してアップダウンの激しい半島を横断します。多くの人にとって、ここはちょっと挑戦的なルートかもしれません。僕は、8月の炎天下の中、なんとか約80km以上を走り抜くことができたけど、正直、暑い時期におすすめできるルートではないです。サイクリング上級者で、僕のように過酷なことに挑戦するのが好きなタイプだったら、夏の間に走るのもなかなか燃えますよ、というのは冗談で、もっと気候の良い時期ならまた走りたいというのが本音です。暑くて大変だったという点以外は、とても充実したライドでした。 目次 1. 出発点:しおさい公園 2. 道の駅ふたみ 3. お好み焼きランチと楽しい歩道 4. 有名な下灘駅と近くで発見した面白いものたち 5. 初日の終点:赤い橋 6. えびすや旅館での滞在は心に残るおもてなし 7. 次の日、本当のチャレンジはここから 8. 警告:急勾配の坂道と暗くて長いトンネル続く 9. お疲れさま、ここまで来ればあとはずっと下り坂! 1. 出発点:しおさい公園 このサイクリングルートの出発点は、愛媛県の県庁所在地である松山市の少し南に位置する「しおさい公園」。大きな公園なのですぐ見つけられると思います。 これは、道中で見つけてとても役に立った地図。目印になるランドマークがたくさん載っているので現在地がすぐ分かるのと、標高が書いてあるので、これからどんなアップダウンが待ち受けているのかを知ることができて便利でした。 2日間の事前プランでは、1日目に半分以上先までいく予定だったけど、出発が遅れて予定変更。とにかく時 […]

海外メディア向けサイクリングモニターツアー参戦記 #02
*参戦記#01はこちらからhttps://globalride.jp/trip-travel/ehimemonitortour24_01_jp/ 目次 1. ITOMACHI IHOTEL0(西条市) 2. 石鎚山のUFOライン(西条市、久万高原町) 3. 大洲和紙と鵜飼屋形船クルーズ(内子町、大洲市) 1. ITOMACHI HOTEL0(西条市) 旅程3日目の朝、ホテルの客室にさわやかな光が差し込んでいる。窓ごしに見上げる空に、待望の青空も垣間見え、寝覚めも良い。2023年に西条市にオープンしたばかりの「ITOMACHI HOTEL0(ゼロ)」は、低環境負荷なゼロエネルギーでの施設運営を標榜する複合型エコホテル。愛媛の地産品を扱うおしゃれなセレクトマーケットやレストランを併設し、新しい旅の形を提案してくれる。一行は昨夜の晩餐、宿泊もこちらにお世話になり、地産食材のイタリアンで最高の時間を過ごした。そして、今朝の心地よい目覚めから、美味しい朝食とゆったりしたコーヒータイムに和んだあと、早速ライドの準備に取り掛かった。 ITOMACHI HOTEL0https://itomachihotel-0.com/ 昨日までの瀬戸内の海のライドからはうって変わり、今日のテーマは愛媛の山だ。ホテルから望む遠景に、向かうべき山稜の、鮮やかな空の青に縁取られて映えている。中心に西日本最高峰の石槌山(Ishizuchi-Yama/標高1982m)が、鋭い岩峰を天に向けている。古来より我が国の山岳信仰の中心として崇敬を集めてきた霊峰だ。かの大修験者、役小角(Ennoozunu)が大天狗となって山 […]

海外メディア向けサイクリングモニターツアー参戦記 #01
去る11月中旬、松山空港に輪行バッグを抱えた外国人サイクリストの一団が到着した。国際的サイクルツーリズム推進を掲げる愛媛県より、一週間のサイクリング・モニターツアーに招聘された彼らは、北米とオーストラリアからの自転車専門旅行社やメディア関係者、いずれ劣らぬ本格派サイクリストたちである。 彼らと駆った愛媛一周7日間、ボリューム満点な帯同記録を3回にわたってお届けする。国内では珍しい海外に向けたサイクリングモニターツアーの全容やいかに!? Text & Photo _ Eigo Shimojyo 本来は海外メディア向けツアーに、日本人サイクリスト兼取材者として全行程を帯同取材した下城英悟氏による、愛媛県再発見ライド記録をここから。来年のライドトリップで愛媛(四国)をお考えのあなたへ送るガイドとしてもぜひ。 目次 1. 愛媛一周7日間 2. 今治周遊〜しまなみ海道 3. 大島亀老山(今治市) 4. 大三島(今治市) 5. 大山祇神社(今治市) 1. 愛媛一周7日間 ツアー期間は7日間。しまなみ海道の玄関口、今治をスタートし、厳選のルートを連日駆け抜け、ゴール地の松山に到達する構成だ。最終的には愛媛県を時計回りにほぼ一周する。定番のしまなみ海道周遊ライドはもちろん、遍路巡礼路めぐり、四国最高峰の霊山石槌山へのビッグクライムあり、ローカル鉄道予讃線移動もありと、充実の内容となっている。ちなみに7日間の日程で、50〜120km程度あるルートを毎日しっかり走るプレスツアーというのは、海外ツアーならいざしらず、国内の観光振興プレスツアーとしては前例なく長いツアー日程だと思う。インバウ […]

〜グラベルオタクが行くウルトラディスタンス〜
皆さんが今まで自転車で行った一番遠い場所はどこですか。駅を2つ越えた先にあるコーヒー屋、電車で1時間の会社、はたまた県境を越えたあたりまで。おそらくこの記事を読んでいる読者の方々はきっとこう考えていることでしょう。「いやいや、そんなの近すぎる。もっと走れるぜ。」ロードバイクなどのスポーツバイクを手に入れると、ついつい遠くまで走りたくなります。気がつくと、50km、100km、200kmと壁を越えて走れるようになり、これまでの世界が拡張されることに満たされていくのではないでしょうか。 では、1000kmはどうでしょう。途方もない距離でしょうか。東京から1000kmあれば北海道や九州までも射程距離に入ります。「そんなの遠すぎるよ」って? 大丈夫です。これから私が数日間で4桁の距離を走る世界をお見せします。 目次 1.「BRM1012近畿1000km徳島 四国一周」とは?2. 温玉ねぎとろの走行スケジュール3. いよいよ、1000kmへの旅立ち4 . 最も辛かった場所5. 飛び抜けて最高だった瞬間6. この世のものとは思えないほど美味しかったもの7. 自転車で1000km走るということ 1.「BRM1012近畿1000km徳島 四国一周」とは? 「シコイチ」の愛称で知られる四国一周。コースどりの微妙な差はありますが、香川、徳島、高知、愛媛を周ってほぼ1000kmになる、距離的にも達成感を得やすいコースです。 今回は世界一ブルベの開催数が多いオダックス近畿が主催する「BRM1012近畿1000km徳島 四国一周」にエントリー。同コースは七年に一度の周期で開催されており、今回は3回目とな […]

〜サイクリングしまなみ2024から〜
「国内で最大規模、そして日本で唯一、高速道路を走るイベントです」愛媛県・中村時広知事の挨拶のあと、スタートのクラクションが鳴った。 尾道市(広島県)に向かう今治市(愛媛県)の高速I C入口から約1750名のライダーたちがWAVEスタートを切った。同時に、尾道市の向島I Cでも同数のライダーが今治市を目指し、走り出していた。10月27日、日曜日。曇天が広がる朝8時08分。「サイクリングしまなみ 2024」の始まりの光景。 二県共催の自転車大会は、両県の自然や観光資源、ボランティア精神に支えられた日本最大のサイクリングイベントとして世界的にも有名だ。 サイクリングしまなみは二年に一度、7,000人規模の大規模大会とその半分ほどの参加者が集う中規模大会が交互に開催となる。2024年大会は後者。とはいえ、愛媛県内外はもとより海外からのライダーも走りに来る国際大会の様相は変わらない。今年は27カ国・地域から550名のライダーがエントリーし、みなさんにはお馴染みの海外ファンライドからも主要メンバーが参加した。ホノルルセンチュリーライドのエグゼクティブ・ディレクターのトラヴィス氏とFIVE BORO BIKE TOUR(BIKE NEW YORK)の主催者、ケン氏のお二人。それぞれ2回目、3回目の参加となる。 参加者は約40km~100kmの8種類のコースを選べ、それぞれが瀬戸内海に浮かぶ島々を堪能できる景色を走るルートとなっている。 そして大会翌日には「サイクリングパラダイス」を掲げる愛媛県がBIKE NEW YORK及び自転車文化の普及促進を図る(株)HM-A と覚書締結式を開催した。内 […]

#03 アメリカ人のジェレミーがライド!
お城に、温泉に、クラフトビール!
しまなみ海道から続く愛媛カルチャーを走る
本格的なサイクリストや自転車好きにとって、愛媛県と言えばしまなみ海道を思い浮かべると思いますが、それだけがライドコースではありません。今回は、県内で最も有名なしまなみ海道の起点である今治市から県庁所在地の松山市まで南下し、日本最古の温泉地・道後温泉を目指すルートを紹介します。このルートは「今治-道後はまかぜ海道」と呼ばれています。この道は日常的に使われているため車の交通量が多く、沿岸の景色を楽しめるのはコースの半分ほどなのですが、たくさんの素晴らしい歴史的名所や、魅力的で個性的なランチスポット、そして楽しい夜も過ごせる街へ続く重要な道となっています。 目次 1. ルートの下見と今治城 2. ユニークな外観のドライブインでランチ 3. 素敵なサービスのホテルにて 4. 街を散策、そして美味しいクラフトビールを探し求めて 5. 温泉と足湯 6. パンク修理のヒーロー 7. 日本最高の城のひとつ、松山城 8. 海風を感じるハワイアンスタイルのカフェで 9. そして、ひたすら海沿いを走る 1. ルートの下見と今治城 時間の制約とこのルート上の多くの名所を見たいという理由で、初日は今治から自転車を後部座席に乗せて車で下見をしました。松山空港に飛行機で来る場合でも、電車やバス、または、しまなみ街道から自転車で今治に来る場合でも、その先で自転車をレンタルするなら、いずれにしても借りたお店に自転車を返す必要があります。今後の記事で、いくつかのサイクリングロードをつなげていき、楽しく挑戦的な周遊コースで愛媛県を自転車で走破する方法をお伝えできればと思います。 今回の「今治・道後はまかぜ街道」は […]
日本の神々へ会いに行く~サイクリングを楽しむ神社エリア~

〜熊野三山詣、極上のマグロ、サイクルトレイン〜
こんにちは、温玉ネギトロです。熊野古道・紀伊半島ライドの後半をお届けします。二泊三日のライドトリップを予定していた私たちは、すでに神々しく感じられる山々を眺め一日目を終えることができました。二日目は、いよいよ熊野本宮大社へ。熊野三山詣を目前にワクワクが止まりません。 目次 3. 山間を辿る4. 紅い鳥居と赤身のマグロ 3. 山間を辿る 一日目は無料のキャンプ場で宿泊し、二日目は中辺路に沿うように走る林道を通って夕方には熊野本宮大社へ到着するように計画。ルート設計や補給の計画を考えるのも旅の醍醐味です。オフロードを含むルートではメカトラブルや通行止めに阻まれるリスクがオンロードと比べて非常に高いです。ルート設計のコツとしては自分の体力や脚力×0.5位の距離や時間で考えるのが良いでしょう。 手掘りの隧道を通って山を越えることもしばしば。隧道がなければ山を迂回するか登る必要があるため、こんな険しい山中に穴を掘ってくださった先人に感謝をしながら進みます。 熊野本宮大社へは暗くなる少し前に到達しました。 本宮町を出る頃にはすっかり暗くなってしまったので、急いで目的地のキャンプ場まで移動します。8月中旬ということもあり、夜間も30℃を切らない熱帯夜です。本宮まで来るとかなり標高も低くなっており、アップダウンはないもののベタつく暑さが不快感を誘います。 4. 紅い鳥居と赤身のマグロ 最終日は本宮と新宮の間にある小舟キャンプ場で星空を眺めながらキャンプを。そして熊野川を横目に新宮市まで南下します。壮大な山と山の間を通る熊野川の雄大な流れに心を奪われ、何度も立ち止まりました。川の恵みが険しい紀伊 […]

〜紀伊山地、熊野古道、オフロード〜
こんにちは、温玉ねぎとろです。コロナ禍前にスペインのカミーノを自転車で巡礼した際に、スペイン人ハイカーから「熊野古道は行ったのかい?是非行くべきだよ!」といわれたことをふと思い出しました。海外のハイカーの間ではスペインの「カミーノ巡礼」「四国八十八カ所巡礼」「熊野古道」はとても人気があります。私は過去に前者2ヶ所については自転車で旅をしたのですが、熊野古道・紀伊半島は走ったことがありませんでした。地元の大阪から近いようで遠い、過酷な自然を育む紀伊山地。今回は古代の参詣道「小辺路」「中辺路」「大辺路」をベースとして、それに沿うように自転車でも走行可能な林道を辿り熊野三山を巡るルートをライドしました。 注)サイクリストとハイカーが共存し、持続的な観光を目指しているため、熊野古道は自転車通行ができません。本レポートでは熊野古道に沿った林道を走行しています。 目次 1. 夏ライドは高地に限る、標高500mの出発点2. スカイラインの絶景VS過酷な小辺路 1. 夏ライドは高地に限る、標高500mの出発点 自転車で高野山へ行くには、南海電鉄の極楽橋駅で下車するのが便利。大阪の難波から1時間40分ほどで到着します。 今回は友人と二人で走りました。オフロードを走る際は動物や遭難の危険もあるため、なるべく仲間と一緒の走行を心がけます。8月の中旬ということもあり、暑さを警戒していましたが、極楽橋駅(標高535m)まで来ると涼しい風を感じます。 極楽橋駅からは旧高野街道に併走するオンロードを走行。旧高野街道などの石畳の道は自転車が禁止されている場合もあり注意が必要です。オンロードとはいっても4kmほ […]

桜と建築をめぐる弘前ライド
日本列島、本州最北端に位置する青森県。一年を通じて楽しめる海や山の幸、奥深い自然はもとより、春に賑わう桜の名所も各地に。今回の桜ライドは江戸時代から栄えた城下町の青森県・弘前市を中心に巡ります。弘前城に広がる桜を眺めて心を癒し、ゴールは800年の歴史を持つ大鰐温泉。最後には身体も癒されます。フルーツや野菜、そして海鮮など、食の彩も豊かな春の青森ライドに出発です。 目次 1. 青森空港をスタート 2. の、その前にちょっとご紹介 3. いざ南へ向かってスタート 4.青森といえばりんご 5.一気に弘前城まで 6. 桜の名所、弘前公園 7. ランチは弘前さくらまつりで堪能 8. 日本の近代建築を眺める 9.若手建築家によるリノベーション×美術館 10.青森の富士山を背に温泉へ 11.歴史のなかにあるいま 1. 青森空港をスタート 青森空港に到着。今回はここからスタートです。青森空港では、2021年より期間限定となりますが、サイクルステーションが設置されています。自転車の組立・解体用のスペースとサイクルラック、そして空気入れまで常備されており、ライダーにはとってもやさしい空港となっています(例年4月下旬から10月中旬まで設置)。空港が位置するのは青森市。北には海が広がり、そこを渡れば北海道の大地が広がりますが、今回向かうのは南。江戸時代には城下町として栄えた弘前市です。向かうは桜でも有名な弘前城。さあ、準備を整えていざ出発。 2. の、その前にちょっとご紹介 今回のルートには含まれていませんが、青森県を訪れた際にはぜひ行ってみたいのが、青森県立美術館。なんといっても有名なのが、大きな […]

神々の山を巡る。
日本には数多くの神社仏閣があります。その中でも三重県にある伊勢神宮はとても大切な存在です。今回は歴史と文化に深い結びつきのある伊勢神宮をめぐる約20キロのルートをご紹介します。スタートは国際空港であるセントレア(中部国際空港)。船で三重県に渡り、伊勢神宮を経由してゴールの鳥羽駅へと至ります。 伊勢は神々の国とも言われます。途中、いくつもの鳥居に出合うでしょう。鳥居は神仏と人間の世界との結界を示すもの。鳥居をくぐる際は一歩手前で立ち止まり、一礼して参拝しましょう。それでは日本の文化を堪能する伊勢神宮ライドへ出発です。*神社の境内は自転車を降りての参拝がマナーです 目次 1. セントレアから港まで 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 3. 自転車旅の始まりは津駅 4.やっぱり名物の伊勢うどんを! 5.伊勢神宮外宮へ参拝 6. 伊勢神宮内宮で神秘に触れる 7. 伊勢の門前町で遊ぶ 8. 300年の歴史を戴きます 9.ゴールの鳥羽駅へ 1. セントレアから港まで 旅のはじまりは愛知県のセントレア空港。荷をほどきたいのはぐっと我慢し、このまま陸路ではなく高速船を使って三重県の津市の港、「津なぎさまち」を目指しましょう。ところで「津」は「船着き場」という意味なのだとか。津が着く地域を思い浮かべると水辺が多いですね。さて、セントレアと津を結ぶのは片道45分の「津エアポートライン」。荷物をピックアップしたら公共の交通機関の乗り場があるアクセスプラザに向かいましょう。そこから「高速船のりば」の表示に沿って進んでいけば10分ほどで到着します。 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 「津エアポートライン […]

日本の春といえば「桜」。海、山、街。いろとりどりの表情を見せる桜を堪能するサイクリングコースを紹介。第一回となる今回は、日本三景の1つ、宮城県の「松島」をめぐります。仙台空港を出発し、ゴールは国宝瑞巌寺。海岸を進む約50キロの道のりです。桜は松島にどんな色をつけてくれるのか楽しみです。もちろん、「食」もあるのでご安心を。

サイクリングを楽しめる神社エリア #01
多くの日本人にとって九州は特別な存在だ。数々の神話が残る悠久のロマンが息づき、手つかずの大自然と都市の距離は近い。その環境が九州独特の文化を育んできたのだろう。なかでも熊本県は阿蘇山(高岳、根子岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の五岳と広い意味では外輪山や火口原をも含めた呼び名)、熊本城、温泉、湧水など、九州の自然と文化を堪能するにはうってつけの場所。今回は壮大な景色が広がる阿蘇中岳火口を巡り、この地の文化を育んできた阿蘇神社を訪れる熊本ライドをご紹介しよう。

東京下町谷根千エリアで御朱印集め
はじめまして。東京・下町生まれ、下町育ちの下町こんぶと申します。一応、3代続いている江戸っ子です(東京は3代住めば江戸っ子、横浜は3日住めば浜っ子と呼ばれるそうです)。 本コラムでは、東京都内の下町と呼ばれる庶民的な地域をレンタル自転車で巡り、町の魅力をお届けします。駄菓子のように気軽なレポートをお楽しみください。
EVENT
ファンライドイベントを満喫するには。
準備から当日までのリアルレポートはこちらから
WORLD

1981年から開催されているハワイ最大のサイクリングイベント。カピオラニ・パークをスタートし、クアロアの先にあるスワンジービーチ・パークを折り返す 100マイル(約160km)のファンライドコース。 初心者や子供たちが楽しめる25マイル(約40km)、50マイル(約80km)、75マイル(約120km)も充実している。 マカプー・ルックアウト、カネオヘベイ・ドライブ、カメハメハ・ハイウェイなど、どこまでも続く青い空と海に包まれて走ることができるだけでなく、 ハワイの原風景とも呼べるワイマナロなど、楽園のギフトに出逢えるイベントです。

3万人以上のライダーが参加する北米最大級のファンライドイベント。 ニューヨーク・マンハッタンをスタートし、6番街からセントラルパークを通り、ブロンクス、クィーンズ、ブルックリンを巡り、 フェスティバル会場のスタティンアイランドへ。約40マイル(64km)のコースは、 アップダウンも少なくエイドステーションも充実。 街乗り感覚で爽やかな5月のニューヨークを駆け抜けることのできる、初心者でも大満足できるイベントです。

オーストラリア、クィーンズランド州のケアンズで開催される「ポートダグラスグランフォンドフェスティバル」のメインイベントのファンライド。コースは48km 60km、100km、138kmの4コース。 100kmのコースでも獲得標高は689mと非常になだらかで、中級者の方なら十分走りこなせる。ポートダグラスとパームコーブを結ぶグレートバリアリーフドライブを走り、折り返して再びポートダグラスに戻りゴール。海岸沿いのヤシの木が立ち並ぶ絶景ロードはライダー専用に完全封鎖される。世界自然遺産に認定された「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域 」(世界最古の熱帯雨林)を通るコースを、風を切りながら爽快に走ることのできるイベントです。

オーストラリア、クイーンズランド州にあるブリスベンで開催されるフェスティバル「BRISBANE CYCLING FESTIBAL」のメインイベントの一つ。現地では秋にあたる3月~4月のフェスティバル期間には自転車に関するイベントが毎日のように行われ、「ツール・ド・ブリスベン」はそのメインイベントの一つ。普段は車両専用バイパスであるレガシートンネルや、バス専用道路のサウスイーストバスウェイなどが完全に閉鎖された、110kmのライドを快適に楽しめる。

1903年に始まった自転車ロードレース。当初はフランス国内を一周し、最短時間でパリのゴール地点に到着した選手が優勝というシンプルなルールから始まった。途中からピレネー山脈を越えるルートに変わり(ドラマ性が強化される)、現在では23日間に渡り総距離約3500kmを走る世界最大の自転車レースとなった。8人編成のチームが20チームほど出場し、個人総合成績の1位選手は「maillot jaune(マイヨジョーヌ)」と呼ばれる黄色いジャージを着用して走る。期間合計のタイムを集計した総合優勝とその日ごとのタイムで競うステージ優勝の2種がある。
JAPAN

CYCLING SHIMANAMI
瀬戸内の美しい島々を繋ぐ9本の橋を含むコースが、世界中のライダーたちから絶賛されている日本最大級のサイクリングイベント。規制された高速道路で安全な絶景ライドを楽しめる大会としても人気がある。コース設定は40〜140kmの全8種。7,000名規模の大大会と3,500名規模の中大会が交互に開催され、愛媛県と広島県が主な共催者となっている。エイドステーションでは瀬戸内海沿岸の名物である海の幸を使った惣菜、鯛めし、ご当地B級グルメ、みかんやレモンを使用したデザートメニューなどが振る舞われ、味覚でも秋の瀬戸内海を堪能できる。すぐに申し込みが埋まる人気大会で、参加方法は抽選。

ザ・ジャパニーズ・オデッセイ
フランス人サイクリストであるエマニュエルとギョームの2人組が2015年に立ち上げたウルトラディスタンス・サイクリング・イベント。年1回ペースの不定期開催。日本列島のどこかを峠あり獣道ありの毎年異なるコース設定で3000~4000km走る。スタート、ゴール、15箇所のチェックポイントが定められている以外のコース採りは各自の自由だが、GPSと地図を駆使しながら12日間での完走が求められる。この過酷さにも関わらず、回を追うごとに世界各国から参加者が増え続けている。参加申し込みは大会webサイトから。
https://www.japanese-odyssey.com/

TOUR DE TSUMARI
2006年から続く、新潟県妻有(十日町市・津南町)地方で開催されるファンライドイベント。この地方で3年に一度催される現代アートの祭典「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において、建築家・伊藤嘉朗氏が作品として企画・発案したサイクリングイベントが本イベントの発端となった。美しい里山の風景やアート作品、建築作品などを楽しみながら自転車で巡るアートツアーでもある。ただ、ヒルクライム的に山の中を走行するので標高獲得は400m以上もあり、アップダウンは激しい。エイドステーションで振る舞われる地元名産の蕎麦やおにぎり、トマト、漬物などを楽しみに参加するライダーも年々増えている。

NICEKO CLASSIC
北海道のニセコ周辺で行われる距離&年代別のUCI(国際自転車競技連合)公認ロードレース。150kmと85kmの2コースで構成され、タイムトライアルレースもある。本大会で上位に入るとUCIグランフォンド世界選手権大会出場資格が得られる。北海道の大自然の中をハイスピードで駆け抜ける参加者に、応援にも力が入る。

NISEKO FUN RIDE
北海道・道南のシンボルである羊蹄山の周囲を一周するサイクリングイベント。60kmのコースの中には果てしなく続く道やアップダウンの丘などバラエティに富んだポイントがあり、魅力的。ニセコクラシックのプレイベント的に開催される。
CULTURE
乗らなくても面白い自転車にまつわるカルチャーいろいろ

#08 平塚吉光さん

Norah Jones
「Christmas Calling (Jolly Jones)」


『関心領域』
地獄と天国を自転車が繋ぐ

RM
「Bicycle」

『少女は自転車にのって』
女性が自転車に乗れない世界の物語

誰もが自転車ライフを楽しめるハワイへ

Livingston Taylor
「Don’t Let Me Lose This Dream」

TRIP&TRAVEL
自転車と、どこまででも行ってみた。土地の魅力を味わうローカルライドへ

日本の最北端。四季折々で雄大な絶景が楽しめ、世界遺産に登録された知床半島には世界中から観光客が訪れる。新鮮な海の幸は絶品


神聖な雰囲気の「熊野古道」や「高野山」を有する山深いエリアから、白い砂浜が続くリゾート「白浜」に代表される海岸沿いまで、海と山の距離が近く起伏に富んだライドやトレッキングコースが充実している

ソウルフードが美味しいと国内で評判の都市。地元の魚介やモツ鍋、博多ラーメンなど海外観光客も舌鼓を打つ。三池炭鉱などの世界遺産も有し、近年はサイクルルート開発にも力を入れている










シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第三の都市。サイクリングロードが整備され、大きな自転車イベントもいくつか開かれている



グレート・バリア・リーフのサンゴ礁や世界最古と呼ばれる森などがあり、生命を感じる壮大な自然を有する州。
大きな自転車イベントも開催されている。


ENTRY
世界のファンライドイベントにここから申し込めます

開催日: 2025.9.12 Fri - 14 Sun
開催場所: AUSTRALIA / Port Douglas
エントリー期間: プレエントリー : 2024.10.24 -
【関連WEBサイト】
オーストラリアのゲートウェイ、ケアンズと羽田間を運航
2つの世界遺産をもつケアンズのツアーを紹介
ケアンズ現地でのレンタサイクル情報
● レンタサイクル Port Douglas Bike Shop & Hire
NEWS

ホノルルセンチュリーライド(HCR)2025の本エントリー受付が始まりました。今年は「ハナウマ湾」を通るルートに変更され、よりハワイの大自然を体験できるコースに!今まで参加されていた方も、是非新コースをお楽しみください。*なお、今回から時期別にエントリー費が変動するため、参加予定の方はアーリーエントリー料金が適用される5月31日までに申し込まれることをオススメいたします。 実施概要 【開催日時】2025年9月28日(日) 午前6時15分スタート *予定【開催場所】アメリカ合衆国/ハワイ・ホノルル【距 離】25マイル(約40km)/ 50マイル(約80km) / 75マイル(約120km) / 100マイル(約160km)【参加者数】1,000名(2024年実績)【申込期間】エントリー : 2025.03.10 – 09.05【主 催】Hawaii Bicycling League 参加費などの詳細は公式サイトでご確認ください。 ※ホノルルセンチュリーライド2025にプレエントリー頂いた方へプレエントリーいただきありがとうございます。本エントリーがスタートしましたので、プレエントリーをされた方につきましては、 お手数ですが以下のサイト(GoPlayEvent)より改めてエントリーをお願いいたします。※プレエントリーのみでは受付完了とはなりません。本エントリーでの登録、お支払いをもって受付完了となりますのでご注意ください。プレエントリーの特典は、今後決定次第改めてお知らせさせていただきます。 公式サイトはこちらhttps://globalride.jp/ […]

2025年5月4日(日)に開催される北半球最大のライドイベント、BIKE NEW YORK(正式名TD FIVE BORO BIKE TOUR)。本日から日本事務局でのエントリーが開始されました。自動車が規制されたニューヨークの5地区(FIVE BORO)を30,000名以上がライド!数量限定につき先着順となっております。気になる方はお早めにチェック! 実施概要 【開催日時】2025年5月4日(日) 午前7時30分スタート *予定【開催場所】アメリカ合衆国/ニューヨーク【距 離】40マイル(約64km)【参加者数】32,000名【申込期間】エントリー : 2025.02.12 – 04.13(予定)【主 催】Bike New York 参加費などの詳細は公式サイトでご確認ください。 ※バイクニューヨーク2025にプレエントリー頂いた方へバイクニューヨーク2025へプレエントリーいただきありがとうございます。本エントリーがスタートしましたので、プレエントリーをされた方につきましては、 お手数ですが以下のサイト(GoPlayEvent)より改めてエントリーをお願いいたします。プレエントリーの特典は、今後決定次第改めてお知らせさせていただきます。 公式サイトはこちらhttps://globalride.jp/bikenewyork/ エントリー(GoPlayEvent)はこちらからhttps://www.goplayevent.com/login

Global Rideコミュニケーションディレクターの河瀬大作が、どこよりも早いホノルルセンチュリーライド情報や現地で体験したハワイの自転車事情を、ホノルルセンチュリーライド開催直前のハワイから生配信!ゲストはスポーツMCの丸山果恋さんです。 開催日時:日本時間 9/29(日)12:00-12:30(予定)ホノルル時間 9/28(土)17:00-17:30(予定) 視聴方法:インスタグラムの以下アカウントにて@global_ride.jp@karen_maruyama

名古屋圏のみならず全国にファンを持つ「CIRCLES」。自転車愛とこだわりに溢れるローカルなショップが、2/29(木)に東京の都心に出店した。立地は虎ノ門ヒルズの3階。修理も行う自転車店が高層ビルの一角に店を構えるとは、かなり思いきった出店かもしれない。とはいえ、グランドオープンでは東京在住の顧客が駆けつけ、100万円以上もするハンドメイドバイクが売れるなど、出だしは好調。ベイクルーズ(アパレル企業)との協業店舗ということもあり、オリジナルのスウェットやパンツの品揃えも豊富だ。今後はサイクリングイベントも企画されているようで、都心のバイクカルチャーに新しい風が吹きそうな予感。 Circles Tokyo 東京都港区虎ノ門2-6-3 3F 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 定休日:なしhttps://circles-jp.com/https://www.instagram.com/circlestokyo/
