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TVプロデューサー・河瀬大作のライドノート
博多絶品グルメをブロンプトンで巡る旅

目次  1. 憧れの愛車・ブロンプトン 2. 意外にも簡単で安心な輪行体験 3. いよいよブロンプトンで博多巡り 4. 「サザエさん通り」の磯野くん 5. 自転車フレンドリーな福岡 6. 博多の名店「うどん平」へ 7. 旅ライドって最高! 1. 憧れの愛車・ブロンプトン 旅ライド、最近その楽しさに目覚めてしまった。 ロードバイクで大自然のなかを駆けるのはワクワクする。しかし旅先で街を巡るのは別の愉悦がある。名建築を眺めたり、カフェで一服したり、公園やお店巡るのも楽しい。 街乗りには車輪の大きなロードバイクは向いていない。ストップアンドゴーが気軽にできる小径車がいい。しかも旅ライドをするには輪行がしやすいほうがいいだろう。 そんなわけで…、アレを買った。 https://jp.brompton.com/ ブロンプトンである。 折り畳むのに慣れれば10秒。展開も10秒という簡単さ。畳んでしまえば、小型スーツケースほどの大きさになる。ざっくりと60㎝×60㎝×30㎝。駐輪するのが怖ければ、お店に持ち込んでもほぼほぼ嫌な顔をされない。しかも僕のはPラインで4速ギア。スピードもかなりでる。  つまり、街乗り無敵。 買ってすぐにあることを考えた。 ブロンプトンで旅ライドしたい。旅慣れた場所でも、ブロンプトンとなら別の風景が見えてくるはずだ。最初に選んだのは、博多だった。 飛行機にのっての輪行を試してみたいし、美味しいモノめぐりもできる。街のサイズがちょうど良くて、少し足を伸ばせば海を望むことができる。そんなわけで博多へと向かった。 2. 意外にも簡単で安心な輪行体験  ロードバイク乗りにと […]

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編集Mの、BIKE NEW YORKでゆるっと建築観光ライド

2024年5月5日にNew Yorkで開催された「TD FIVE BOLO BIKE TOUR(通称:BIKE NEW YORK)」に参加しました!当日はあいにくの天気。スタート時の気温は10度、風速20km /h(寒!)、天気はどんよりとした曇り。それでも前日までは降水確率91%という予報で、朝から降らなかっただけマシという感じ。長袖のジャージーを重ねてもたまらない寒さで、レインコートを着用しても震えがくるほど。走ったら身体が温まることを祈りつつ、まずはレンタルバイクをピックアップしにマンハッタンの最南端、Battery Parkへ。日の出前の海風が吹き荒ぶ中、こんな条件の悪さで走っても楽しいのかという思いを抱きつつ、結局は得難い観光体験に心おどった4時間半… 目次 1,This is New York ! な街並み2,The Harlem History3,アートを感じる街、Brooklynへ 1、This is New York ! な街並み 早朝からのどんより気分を吹っ飛ばしたNYの魅力、それは建築群。著名な建築家によってデザインされた迫力ある高層ビルの数々。名を知られぬ設計者によるアパート。それら新旧の建物が至るエリア内で隣り合い、古いレンガ造りにはスタイリッシュな鉄骨の階段が備えられ、街路樹と小さな緑地、グラフィティが街を彩る。もう、これらを眺めるだけでThis is New York ! なムード。というわけで、今回はポタリング感覚でゆるゆる走りながらコース中に見つけたNYの印象的な建築をお届けします。 BIKE NEW YORKではこの日だけコース内の車道が自転 […]

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地元ライダー・ノリコが案内する
北海道グルメロードto屈斜路湖

こんにちは! 北海道、オホーツク地方の地元ライダー・ノリコです。流氷も去り、雪どけも進み、いよいよ自転車シーズンが始まります!今回は、シーズン最初なので車でワープしながら自然の息吹を感じるコースをお届けしたいと思います。 ではさっそく、女満別空港からスタート! 気候の良いこれからの季節は緩やかに伸びる道、大自然の北海道を気持ちよく走ることができます。道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」、「メルヘンの丘」というビューポイントを通り、まずは呼人(よびと/網走市)にある「ジェラテリアRimo」を目指します。 ジェラートの本場イタリアの国際コンテストで日本人として唯一、2冠を達成しているマエストロがいるお店です。 これからの季節にはほかにもたくさんの味が登場します。 あっさり目で美味しいショコラータ、ミルク感たっぷりで後味がさっぱりとした桜のかすかな風味が特徴的。ふんわりと柔らかな食感、少々小ぶりなサイズということもあり、あっという間に食べ終えました。 糖分を補給したら次の目的地の天都山に向かって山の方に走ります。 左手に網走湖が見えて眺めのよい緩やかな坂です。交通量も少なく走りやすいのですが、頂上まで上り続けるためそれなりにキツイです。その分、上り切った時の景色は素晴らしい! 自転車の時期到来としましたが、オホーツク海側の常呂ではファットバイクを使って「流氷ライド」を楽しむことができます。また、「流氷明けの毛ガニ」といわれ流氷が運んできたプランクトンなどの栄養分をたっぷりとった大変美味しい「毛ガニ」もあります。そして、その本物の「流氷」がここ流氷館に展示されています。毎年、3月中旬に流氷 […]

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Australia / Queensland Information

世界遺産に登録された100万年の熱帯雨林も見られる、豊かな自然を持つオーストラリア、クイーンズランド州。日本からの時差わずか1時間のこの地域は、地球上の他の場所では決して味わえない体験ができる場所。自然、自分自身、そして大切な人との絆を再発見することができます。もちろん、大自然を駆けるライドイベントも充実しています。 Podcastも放送中のクイーンズランド州政府観光局公式サイトはこちら:https://www.qeensland.com/jp/ja/home 1. ライドイベント2. 航空会社3. ツアー4. レンタサイクル 1. ライドイベント Port Douglus Glan Fondo世界自然遺産に認定された「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域 」(世界最古の熱帯雨林)を通るコースを、風を切りながら爽快に走るオーストラリアのライドイベント。2024年は9月8日(日)開催。https://portdouglasgranfondo.com.au/ 2. 航空会社 オーストラリアのゲートウェイであるケアンズと羽田間を毎日運航中ヴァージン・オーストラリア航空 3. ツアー 2つの世界遺産をもつケアンズのツアーを提供HIS 4. レンタサイクル クイーンズランドでのレンタサイクルレンタサイクル Port Douglas Bike Shop & Hire

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「マンハッタンブリッジを封鎖せよ!?」 ニューヨーク5島を独占疾走レポート!(前編)
FIVE BORO BIKE TOUR 2024 🇺🇸

非日常体験。マンハッタンを駆け抜ける 毎年5月にニューヨークで開催されている『FIVE BORO BIKE TOUR』通称、バイクニューヨーク。世界中の自転車好きが集まる北半球最大のイベント、およそ3万人が口角を緩めて、集まっていた。もちろん私もそのうちの一人。 みんなどんな自転車に乗るんだろう〜!どんな光景が観れるのだろう〜!と、当日の朝を迎えた。 5:30 ごろ。薄暗い中、まずは自転車をレンタル。身体に合ったサイズの自転車を選んでくれて、サドルまで調整してもらい、スタートから安心感でいっぱい。自分の自転車を持ってきていなくても、レンタルサイクルでイベントに参加できるなんて! いざスタート地点 マンハッタンのダウンタウン、バッテリーパークへ。信号で天気予報をチェック。昨夜確認したときは一日中雨の予報だったのだけど、午前中は持ちそうとのこと。やったー!でも、今日はすごく寒い・・・。でもそんなことはスタートのセレモニーが始まったらすっかり頭の中から飛んでいった。大都会を封鎖し、およそ3万人の、、、つまり、3万台の自転車が走る。言葉を選ばずいうと、「意味がわからない!」。私にとってはとんでもないこと。ましてやここはニューヨーク。夢や映画の世界でだけ存在していると思っていたような場所。この街、本当にあるんだ、、そしてここで自転車に乗る!しかも、3万人もの人たちと(これがまさに夢なのか?)それくらい、私にとっては非日常的な体験だった。(きっと私だけじゃないはず) 昨夜大混雑だった道が自転車専用道に! 7:30 スタートに合わせて、少し前からスタートセレモニーが始まる。参加者の声の盛り上 […]

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本州最北端、青森にて
桜と建築をめぐる弘前ライド

日本列島、本州最北端に位置する青森県。一年を通じて楽しめる海や山の幸、奥深い自然はもとより、春に賑わう桜の名所も各地に。今回の桜ライドは江戸時代から栄えた城下町の青森県・弘前市を中心に巡ります。弘前城に広がる桜を眺めて心を癒し、ゴールは800年の歴史を持つ大鰐温泉。最後には身体も癒されます。フルーツや野菜、そして海鮮など、食の彩も豊かな春の青森ライドに出発です。 目次  1. 青森空港をスタート 2. の、その前にちょっとご紹介 3. いざ南へ向かってスタート 4.青森といえばりんご 5.一気に弘前城まで 6. 桜の名所、弘前公園 7. ランチは弘前さくらまつりで堪能 8. 日本の近代建築を眺める 9.若手建築家によるリノベーション×美術館 10.青森の富士山を背に温泉へ 11.歴史のなかにあるいま 1. 青森空港をスタート 青森空港に到着。今回はここからスタートです。青森空港では、2021年より期間限定となりますが、サイクルステーションが設置されています。自転車の組立・解体用のスペースとサイクルラック、そして空気入れまで常備されており、ライダーにはとってもやさしい空港となっています(例年4月下旬から10月中旬まで設置)。空港が位置するのは青森市。北には海が広がり、そこを渡れば北海道の大地が広がりますが、今回向かうのは南。江戸時代には城下町として栄えた弘前市です。向かうは桜でも有名な弘前城。さあ、準備を整えていざ出発。 2. の、その前にちょっとご紹介 今回のルートには含まれていませんが、青森県を訪れた際にはぜひ行ってみたいのが、青森県立美術館。なんといっても有名なのが、大きな […]

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Breezing Through Setouchi in Ehime
#01 愛媛・潮風と山を堪能できる11のサイクリングロード

サイクリングパラダイスとして知られる愛媛県、行かれたことはありますか。瀬戸内海を望む温和な気候と自然豊かな風土に恵まれ、CNNの「世界7大サイクリングロード」の一つに選ばれた「しまなみ海道」をはじめ、県内には海と山を走り抜けるたくさんのサイクリングロードがあります。 四国の瀬戸内海側、北西部に位置し、四国4県で一番人口が多い愛媛県。瀬戸内海の海風を感じる穏やかな気候によってミネラルたっぷりの土壌で育つ「みかん」の生産地として有名で、海と山に囲まれた自然が広がります。また、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』のモデルにもなった道後温泉や松山城など歴史を感じる場所も多く残されています。そんな愛媛の魅力的なサイクリングロードを連載でお届けするこの企画。1回目の今回は、県内の11のサイクリングロードを一挙にご紹介します。 目次  1. 別子・翠波はな輪道 2. 石鎚山岳輪道 3. 今治・西条ゆうゆう輪道 4. 今治・道後はまかぜ海道 5. 伊予灘・佐田岬せとかぜ海道 6. 内子・中伊予さとやま輪道 7. 奥伊予・肱川清流街道 8. 宇和海しおさいオレンジ輪道 9. 宇和島・四万十だんだん街道 10. 愛南さんさん輪道 11. しまなみ海道サイクリングロード 1. 別子・翠波はな輪道 スタート地点:マイントピア別子(愛媛県新居浜市立川町707-3)県の東側にある「別子・翠波はな輪道」は、全長87.7kmで、標高1,500~1,700mの山々を囲むように走るコースです。日本三大銅山のひとつである別子銅山跡を利用した道の駅「マイントピア別子」からスタートして、まずは大永山を登ります。 360 […]

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日本最高峰の神社、伊勢神宮。
神々の山を巡る。

日本には数多くの神社仏閣があります。その中でも三重県にある伊勢神宮はとても大切な存在です。今回は歴史と文化に深い結びつきのある伊勢神宮をめぐる約20キロのルートをご紹介します。スタートは国際空港であるセントレア(中部国際空港)。船で三重県に渡り、伊勢神宮を経由してゴールの鳥羽駅へと至ります。 伊勢は神々の国とも言われます。途中、いくつもの鳥居に出合うでしょう。鳥居は神仏と人間の世界との結界を示すもの。鳥居をくぐる際は一歩手前で立ち止まり、一礼して参拝しましょう。それでは日本の文化を堪能する伊勢神宮ライドへ出発です。*神社の境内は自転車を降りての参拝がマナーです 目次  1. セントレアから港まで 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 3. 自転車旅の始まりは津駅 4.やっぱり名物の伊勢うどんを! 5.伊勢神宮外宮へ参拝 6. 伊勢神宮内宮で神秘に触れる 7. 伊勢の門前町で遊ぶ 8. 300年の歴史を戴きます 9.ゴールの鳥羽駅へ 1. セントレアから港まで 旅のはじまりは愛知県のセントレア空港。荷をほどきたいのはぐっと我慢し、このまま陸路ではなく高速船を使って三重県の津市の港、「津なぎさまち」を目指しましょう。ところで「津」は「船着き場」という意味なのだとか。津が着く地域を思い浮かべると水辺が多いですね。さて、セントレアと津を結ぶのは片道45分の「津エアポートライン」。荷物をピックアップしたら公共の交通機関の乗り場があるアクセスプラザに向かいましょう。そこから「高速船のりば」の表示に沿って進んでいけば10分ほどで到着します。 2. 高速船でなぎさまち(津)へ 「津エアポートライン […]

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New York City 自転車で巡るコンテンポラリーアート

僕はニューヨークに25年ほど住んだことがあったのだが、当時は美術関連の仕事をしていたということもあり、ギャラリーや美術館を見て回るのに自転車ほど有効な移動手段はなかった。周知のとおり、ニューヨークは世界的に有名な美術館や博物館が多い街ということで、今回は自転車でコンテンポラリーアートを巡るお薦めのルートを提案してみたい。 まずは、通称「ミュージアム・マイル(Museum Mile)」と呼ばれているセントラルパーク沿いの5番街と89丁目へ。そこで目にするのが巻貝のような異様な外観が目を引くのが「グッケンハイム美術館(the Guggenheim Museum)」だ。設計はアメリカを代表する建築家フランク・ロイド・ライト。ここは世界遺産にも指定されている凄いところなのだが、その際立った外観から想像できるように螺旋状のスロープを降りながら壁面の作品を鑑賞するという稀有な美術館は必見だろう。 そのまま5番街を南に下りて西47丁目にあるのが、MoMAとして親しまれている「ニューヨーク近代美術館(the Museum of Modern Art)」で、近代と現代アートの世界では最も権威のある美術館であるのは誰もが認めるところだ。コレクションも当然ながら一級品ばかり、ゴッホやピカソやマチスといったヨーロッパの巨匠から、アンディ・ウォーホル、ジャクソン・ポロック、ジャスパー・ジョーンズなど、時代を超えた名作から現代アートの最先端までが一堂に揃うまさにアートの殿堂である。 一方、コンテンポラリーアートのメッカが、空中公園ハイライン(the High Line aerial park)の所在地とし […]

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